東京株式(前引け)=続伸、米株大幅高受けリスク選好ムード強まる
3日前引けの日経平均株価は前営業日比313円86銭高の2万3561円01銭と大幅続伸。前場の東証1部の売買高概算は5億2175万株、売買代金概算は9856億9000万円。値上がり銘柄数は1493、対して値下がり銘柄数は565、変わらずは113銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場はリスク選好ムードが強まった。日経平均株価は大幅続伸となり2万3500円台を回復した。前日の米国株市場では民間調査機関による好調な雇用指標の発表を受けNYダウなど主要株指数が揃って大幅上昇、これを受け東京市場でも主力大型株をはじめ広範囲に買いが優勢となった。海外ヘッジファンドによる先物買いもインデックス買いを通じて日経平均を押し上げた。売買代金は1兆円にわずかに届かなかったが買い気は強く、東証1部全体の7割近い銘柄が上昇している。
個別では任天堂<7974>が大きく買われ売買代金も群を抜いている。ファーストリテイリング<9983>も商いを伴い大幅高。東京エレクトロン<8035>が上昇、信越化学工業<4063>も上値を追った。ソルクシーズ<4284>ストップ高カイ気配。福島銀行<8562>など地銀も高い。スカパーJSATホールディングス<9412>が活況高。半面、チェンジ<3962>が利食われ、ブイキューブ<3681>も軟調。アイティメディア<2148>も安い。KeePer技研<6036>が大幅安、セグエグループ<3968>も下落した。