【↓】日経平均 大引け| 3日ぶり反落、米株急落でハイテク株中心に売り優勢 (9月4日)

市況
2020年9月4日 16時44分

日経平均株価

始値  23130.32

高値  23257.69(10:06)

安値  23098.77(09:03)

大引け 23205.43(前日比 -260.10 、 -1.11% )

売買高  10億7480万株 (東証1部概算)

売買代金  1兆8713億円 (東証1部概算)

-----------------------------------------------------------------

■本日のポイント

1.日経平均は前日比260円安と3日ぶり反落、後場にかけ売り直される

2.3日のNYダウは807ドル安と急落、アップルなど主力IT関連株が大幅安

3.東京市場は今晩の米雇用統計や米国の3連休を前に利益確定売りが膨らむ

4.ソニーや東エレク、レーザーテックなどハイテク株が売り優勢の展開に

5.業界再編思惑を背景に福島銀や栃木銀、筑波銀など地銀株への買いは続く

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは前日比807ドル安と3日ぶりに反落した。アップルやマイクロソフトなど主力ハイテク株を中心に利益確定売りが膨らんだ。

東京市場では、日経平均株価は3日ぶりに反落。前日の米国株市場の急落に加え、今晩の米雇用統計や米国の3連休を前に利益確定売りが優勢となった。

3日の米株式市場は、アップルなど主力IT関連株が売られNYダウが807ドル安と急落。ナスダック指数は5%近い下落となった。これを受けリスクオフ姿勢が強まるなか、この日の東京市場は売り先行でスタート。日経平均は朝方、一時360円を超す下落となったが、下値には買いが入り前場は220円強の下落に値を戻した。ただ、上値は重く後場に入り再び売り直された。今晩予定されている米8月雇用統計の結果が注目されているほか、週明け7日は米国市場がレーバーデーの休日となることもあり、いったんポジションを閉じる利益確定売りも出た様子だ。

個別銘柄では、ソフトバンクグループ<9984>、ファーストリテイリング<9983>が安く、ソニー<6758>や東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>といったハイテク株が安い。エムスリー<2413>やメルカリ<4385>、BASE<4477>などコロナ危機後に大きく値を上げた銘柄が売られた。直近IPO銘柄のニューラルポケット<4056>やティアンドエス<4055>も安い。

半面、トヨタ自動車<7203>やホンダ<7267>が高く、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>といったメガバンクもしっかり。業界再編思惑から福島銀行<8562>や栃木銀行<8550>、筑波銀行<8338>といった地銀株が引き続き人気化した。日本製鉄<5401>やジェイ エフ イー ホールディングス<5411>といった鉄鋼株も値を上げた。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はホンダ <7267> 、信越化 <4063> 、トヨタ <7203> 、スズキ <7269> 、デンソー <6902> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約13円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はSBG <9984> 、東エレク <8035> 、エムスリー <2413> 、テルモ <4543> 、アドテスト <6857> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約119円。

東証33業種のうち上昇は8業種。上昇率の上位5業種は(1)鉄鋼、(2)空運業、(3)銀行業、(4)海運業、(5)輸送用機器。一方、下落率の上位5業種は(1)精密機器、(2)情報・通信業、(3)医薬品、(4)サービス業、(5)食料品。

■個別材料株

△Rフィールド <2910>

第1四半期営業赤字転落もアク抜け感強まる。

△ラクーンHD <3031>

「スーパーデリバリー」流通額大幅増で21年4月期業績予想を上方修正。

△OSJBHD <5912>

160万株を上限とする自社株買いを実施。

△IBJ <6071>

「日本結婚相談所連盟」のお見合い成立件数が過去最多。

△前沢工業 <6489>

水害対応への思惑。

△メディアL <6659> [JQ]

中国最大の通信サービス事業者がMD8000を採用。

△FCC <7296>

三菱UFJモルガン・スタンレー証券が「オーバーウエート」継続。

△Kラーニング <7353>

大和アセットマネジメントが6.48%保有。

△ムサシ <7521> [JQ]

世界初のデュアルスキャン機能付きアパーチュアカードスキャナ発売。

△福島銀 <8562>

地銀再編思惑の象徴株として連日急騰モード。

▼GMO-PG <3769>

SMBC日興証券が投資判断を引き下げ。

▼村田製 <6981>

アップル株急落で連想売り波及。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)栃木銀 <8550> 、(2)筑波銀 <8338> 、(3)福島銀 <8562> 、(4)ラクーンHD <3031> 、(5)千葉興 <8337> 、(6)富山第一銀 <7184> 、(7)島根銀行 <7150> 、(8)ダントーHD <5337> 、(9)OKAYA <6926> 、(10)高知銀 <8416>

値下がり率上位10傑は(1)エレマテック <2715> 、(2)GMO-PG <3769> 、(3)デザインワン <6048> 、(4)GMO-GS <3788> 、(5)ニホンフラ <7820> 、(6)IRジャパン <6035> 、(7)ヴィッツ <4440> 、(8)オロ <3983> 、(9)ナルミヤ <9275> 、(10)ラクスル <4384>

【大引け】

日経平均は前日比260.10円(1.11%)安の2万3205.43円。TOPIXは前日比14.64(0.90%)安の1616.60。出来高は概算で10億7480万株。東証1部の値上がり銘柄数は617、値下がり銘柄数は1457となった。日経ジャスダック平均は3530.10円(20.33円安)。

[2020年9月4日]

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.