日鋳造は後場カイ気配、コバルトフリーのゼロ熱膨張率合金を開発
日本鋳造<5609>が後場に入ってカイ気配を切り上げている。同社はきょう、3次元積層技術(3Dプリンター)を活用することで、コバルト含有率を極限まで低減させたゼロ熱膨張率合金「LEX-3DP」の開発に成功し、特許権を取得したと発表。これが材料視されているようだ。
自動車の電動化やコロナ禍での通信量の増加に伴い、半導体製造機器用に熱変形しない低熱膨張合金の需要が高まっている。従来の低熱膨張材料はマイナス30度程度で低熱膨張性が消失するが、今回の開発合金は室温からマイナス196度まで熱膨張率ゼロで、航空宇宙分野などへの活用も期待できるという。