アセンテックが3日ぶり反落、第2四半期営業利益3割増も織り込み済み
アセンテック<3565>は3日ぶりに反落している。9日の取引終了後に発表した第2四半期累計(2~7月)単独決算は、営業利益3億3200万円(前年同期比30.2%増)、純利益2億4400万円(同34.0%増)と大幅な営業増益となったが、好業績は織り込み済みとの見方が強く利益確定売りに押されているようだ。
テレワークの導入及びサイバーセキュリティー対策需要の増加に伴い、仮想デスクトップ事業は堅調だったものの、一部のプロジェクトで遅延が発生したことや、クラウドインフラ事業で物販ビジネスが減少したことが響き売上高は32億200万円(同3.7%減)となった。ただ利益面では、自社製品「Resalio Lynx」(レサリオリンクス)が急速に伸びたことに加えて、同じく自社製品の「リモートPCアレイ」が堅調に推移したこと、更に継続収入ビジネスが本格的に寄与し利益率が向上したことが利益を押し上げた。
なお、21年1月期通期の業績予想は、売上高62億円(前期比4.5%増)、営業利益5億6800万円(同24.5%増)、純利益4億700万円(同25.0%増)の従来見通しを据え置いている。