「イベント」が27位にランクイン、イベント開催の制限緩和期待で関連銘柄活性化<注目テーマ>
★人気テーマ・ベスト10
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9 選挙関連
10 人工知能
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「イベント」が27位にランクインしている。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、相次いで中止や延期を余儀なくされた大規模イベントだが、現在は一定の制限を設けて再開されつつある。また今後、この制限も緩和が進むとみられており、9月9日の複数のメディアでは、「政府が新型コロナウイルス対策として行っているイベント開催の人数制限について、9月末まで継続する予定だったが19日にも前倒しで緩和する方向で検討していることがわかった」と伝えられたことで、期待に拍車をかけており、これが「イベント」テーマへの関心を高めるきっかけとなっている。
イベントの開催に関しては、5月25日に緊急事態宣言が全国で解除されて以降、開催のための制限が段階的に緩和されており、7月10日からは収容率を屋内は50%以内、屋外は十分な間隔(できれば2メートル)、また人数の上限を5000人とし、そのいずれか小さいほうを限度としている。この制限は当初、8月には人数要件が撤廃される見通しだったが、感染再拡大の傾向がみられたことから、政府は7月22日に8月末まで延長することを決定。8月24日には、更に9月末まで延長した経緯がある。
今回、感染者が再び緩やかながら減少傾向にあることを踏まえて制限が緩和されるもようで、プロ野球やサッカーなどの大規模イベントは5000人の人数制限を緩和し、1~2万人に引き上げられるもよう。また、観客が大声を出さないクラシックコンサートや歌舞伎などでは50%としている収容率を緩和する方針と伝わっており、今後、関連銘柄に好影響を及ぼしそうだ。
この日の関連銘柄の動きは、博展<2173>が3日ぶりに反発しているほか、博報堂DYホールディングス<2433>も堅調。乃村工藝社<9716>、丹青社<9743>なども高い。