株価指数先物【昼のコメント】ソフトバンクグループの押し上げに加え、新政権への思惑と米株先物上昇で先高期待

市況
2020年9月14日 12時08分

日経225先物は11時30分時点、前日比200円高の2万3400円(+0.86%)前後で推移している。傘下の英アームを米エヌビディアに400億ドル(4兆2400億円)以上で売却する方向で交渉していると伝わったソフトバンクグループ <9984> が指数をけん引する相場展開となった。寄り付きは2万3300円とシカゴ先物清算値(2万3190円)を上回ってのギャップスタートとなった。寄り付きを安値にその後もじりじりと上げ幅を広げており、前引け間際には2万3400円を上回ってきている。

ソフトバンクグループが1社で日経平均株価を120円弱押し上げている。また、自民党総裁選の投開票が午後に行われるが、菅官房長官が新総裁に選出される見込みであり、10月の解散・総選挙への思惑など、補正や経済対策への期待感も高まっているようだ。さらに、米中対立を巡って不透明感が根強い米国については、グローベックスの米株先物がNYダウ、S&P500、ナスダック100先物いずれも1.0%を超える上昇で推移していることも買い安心感につながっている。

なお、 前引けのTOPIXは0.95%の上昇だった。そのため、後場は日銀のETF買い入れによる需給面での下支えは期待できない。もっとも、ソフトバンクグループによる押し上げと政策期待からロングに傾きやすい需給状況である。なお、ソフトバンクグループが指数をけん引する一方で、ファーストリテイリング <9983> 、KDDI <9433> 、エムスリー <2413> のほか東京エレクトロン <8035> など値がさの一角の弱さが目立っている。そのため、TOPIXがやや優位の展開となっているため、NT倍率は低下傾向にある。先高観が高まっているが、TOPIX先物にややウェートを置いたポジション取りになりそうだ。

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