【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 成功の潮流はここにあり!菅・仕事内閣の発進で見直し進む関連株

市況
2020年9月20日 9時30分

「成功の潮流はここにあり!菅・仕事内閣の発進で見直し進む関連株」

●GAFAMへの投資成功システムに異変?

菅「仕事内閣」が発進だ。

マスコミ各社が伝えている内閣支持率はほとんどが60%を越え、日本経済新聞とテレビ東京の調査では74%に達した。いつも政権批判の急先鋒となっている朝日新聞の調査ですら65%の高支持率であり、小泉78%、鳩山71%に次ぐ3位という高評価だ。

もちろん支持率が高いからといって、国民の期待に応えられる実績を上げられるとは限らない。特に経済の再生に成功するかどうかはまったく分からない。

ただ、勘違いしないようにしたいのは、東京市場がこのところ菅「仕事内閣」を歓迎した動きになっていないのは、新政権の今後への疑念や危惧からではないことである。理由は、米国市場でいわゆるGAFAM(アルファベット=グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン、マイクロソフト)株の値動きがあまりに不安定だからだ。

改めて書くまでもなく、GAFAM銘柄はコロナ禍のなかで揃って驚異的な上昇を演じ、米国市場だけでなく世界市場を牽引して来た。そして、その恩恵を受けた投資家は多い。しかし、いまはこの投資成功システムに異変が生じているのだ。これでは菅「仕事内閣」の誕生と発進を祝福したくてもできないのが実際だ。

それにもともと米国の9月相場は、例年パッとせず軟調だ。今年もそうなっているところであり、この点からは特に厳しい展開になっているわけではない。いわゆる「米国の9月相場は、こんなものだよね」になる。

●やはり狙うべきは国策銘柄!

このような状況への対処法としては為替変動の影響を受けやすい、いわゆる輸出関連株への投資は見合わせたい。上下不安定な動きを繰り返し、神経が疲れるだけになるからだ。では、どんなやり方をすればよいのか。

私のお勧めは、やはり「国策銘柄に乗れ」になる。「国策」とはもちろん、菅内閣が取り組んだり、取り組もうとしている仕事のこと。それに関わる企業への投資が引き続き成功する確率が高くなる。

そこで、具体的にはこれまでGoToトラベル関連株、GoToイート関連株を取り上げてきたが、すべてを網羅したわけではなく、新規に次のような銘柄を加えたい。

まずは、カカクコム <2371> になる。GoToイートキャンペーンでポイントを取得するには、オンライン予約サイト経由で予約・訪店するシステムになっている。カカクコムは予約サイト「食べログ」を運営しており、今後、利用者が着実に増加すると見てよい。

同様の観点からリクルートホールディングス <6098> がある。同社は「ホットペッパーグルメ」を運営している。

次は来年を待つ飲食店だ。その数は多すぎて銘柄を絞りにくいので、我が家の近くにあって、自分でも行きたい飲食店を取り上げておこう。

まずは、串カツ田中ホールディングス <3547> だ。賃貸料の安い立地へ出店し拡大してきたものの、コロナの影響は避けられず苦戦に陥っていた。しかし、これから年末に向けて来店客増は必至だ。その中には私と家族も……。

牛丼の「すき家」、うどんの「なか卯」、 回転寿司の「はま寿司」などを運営するゼンショーホールディングス <7550> も株価が高値で一服中なので魅力的だ。

回転寿司最大手ながら株価はやや動きが重いスシローグローバルホールディングス <3563> も、急騰は無理ながらスローペースな浮上なら見込める。

他銘柄は視点を変えよう。歯愛メディカル <3540> [JQ]になる。 歯科向け製品の製造販売に強く、実に全国6万軒の歯科医に納品しているのは素晴らしい。

同じく歯科関連株では歯科用治療器に強いマニー <7730> があり、こちらも回復途上と見てよい。

2020年9月18日 記

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.