話題株ピックアップ【夕刊】(3):アイリッジ、ニイタカ、BBSec

注目
2020年9月25日 15時24分

■アイリッジ <3917>  1,113円  +150 円 (+15.6%) ストップ高   本日終値

アイリッジ<3917>がストップ高。同社は24日、JR西日本<9021>が提供を開始したMaaSアプリ「WESTER(ウェスター)」の開発を支援したことを明らかにしており、これが改めて材料視されたようだ。アイリッジは今年4月にMaaS事業推進室を新設し、同領域における市場調査やMaaSアプリ企画支援、実証の実施を積み重ねており、今後はその知見を生かして鉄道業界のMaaS領域拡大の支援を目指すとしている。

■ニイタカ <4465>  3,510円  +465 円 (+15.3%)  本日終値  東証1部 上昇率2位

ニイタカ<4465>が急騰。24日の取引終了後に発表した第1四半期(6~8月)連結決算が、売上高46億4600万円(前年同期比8.8%増)、営業利益6億8600万円(同2.5倍)、最終利益4億7900万円(同96.7%増)と大幅増益となったことが好感された。アルコール製剤の販売が引き続き堅調だったほか、各施設で導入が増えているアクリル製パーティションなど飛沫感染防止設備のウイルス除去ニーズに対応した洗浄剤「ケミガード」などの新製品も貢献した。また、医薬部外品で高付加価値の手指用消毒液の出荷が多かったことも利益向上に貢献した。なお、21年5月期通期業績予想は、売上高175億円(前期比1.3%減)、営業利益13億円(同19.6%減)、最終利益9億円(同15.0%減)の従来見通しを据え置いている。

■BBSec <4398>  2,890円  +230 円 (+8.7%)  本日終値

ブロードバンドセキュリティ<4398>が急反発。午前10時ごろ、大日本印刷<7912>と資本・業務提携すると発表しており、これが好材料視された。今回の提携は、情報セキュリティー事業分野で、両社の事業競争力の強化・拡大を図るのが狙い。両社の「技術力」と「営業力」を組み合わせて、企業がテレワークなどにより新たに導入したクラウドやモバイル環境などのネットワークにおける脆弱性診断事業を強化するとともに、脆弱性対策のコンサルティングや製品・サービスを提供するとしている。なお、資本提携では大日印がBBSec株式を新たに取得するというが、その取引内容は適時開示基準に該当するものではないとしている。

■SKIYAKI <3995>  705円  +52 円 (+8.0%)  本日終値

SKIYAKI<3995>が5日ぶりに反発。同社はきょう、8月末時点の総会員数が前年同月比24.2%増の347万8000人になったと発表しており、順調に拡大していることが好感されたようだ。総会員数とは、ファンクラブサービス及びEC(グッズ)サービス、AMIPLE(イベントに行く仲間を簡単に探すことができるSNSサービス)、LiveFans(ライブ・セットリスト情報サービス)の会員数の合計。なお、8月末時点の有料会員数は同3.1%増の81万6000人となっている。

■ディー・ディー・エス <3782>  312円  +23 円 (+8.0%)  本日終値

ディー・ディー・エス<3782>が急反発。24日の取引終了後、日立製作所<6501>と「多要素認証基盤 EVE MA(イブエムエー)」及び「万能認証基盤 Themis(テミス)」の販売に関してOEMパートナー契約を締結したと発表しており、これが好感された。日立はこれまでもディディエスの認定販売パートナーとしてEVE MAを販売しているが、今回のOEM契約により日本国内でEVE MA及びThemisの顔認証、ワンタイムパスワード認証、IDマネージャーが日立のブランド製品としての取り扱いとなり、製品の保守サポートも行われることになるという。なお、同件によるディディエスの20年12月期業績への影響は軽微で、連結業績に織り込み済みとしている。

■フーバーブレイン <3927>  1,219円  +85 円 (+7.5%)  本日終値

フーバーブレイン<3927>は急反発。24日の取引終了後、サイバーセキュリティクラウド<4493>と取次店契約を締結し、クラウド型セキュリティー対策サービス「攻撃遮断くん」の取り扱いを開始したことを発表しており、これが好感された。「攻撃遮断くん」は、深層学習(ディープラーニング)をもちいた独自の攻撃検知人工知能(AI)を活用したクラウド型WAF(Webサイトの脆弱性を突いた攻撃に対するファイアウォールの一種)サービス。F-ブレインは「攻撃遮断くん」を取り扱うことで、国外セキュリティーベンダーのWAF製品と含め、幅広い顧客層に対してWAFセキュリティーを提供するとしている。

■アステリア <3853>  841円  +48 円 (+6.1%)  本日終値

アステリア<3853>が大幅反発。24日の取引終了後、同社のモバイル向けコンテンツ管理システム「Handbook」が、国内モバイルコンテンツ管理市場における累計ユーザー数ランキングで1位を獲得したと発表しており、これが好感された。独立系コンサルティング・調査会社のアイ・ティ・アール(東京都新宿区、以下ITR)が発行した「ITR Market View:ユニファイド・エンドポイント管理市場2020」によると、国内モバイルコンテンツ管理市場は、会議での活用が拡大傾向にあることが市場の拡大を後押ししており、20年度売り上げは前年度比10.0%増を見込む。そのなか、「Hankbook」は、新規ユーザーが着実に増加していることに加えて、既存ユーザーのシステム拡張が好調に推移しているという。

■ホットリンク <3680>  624円  +26 円 (+4.4%)  本日終値

ホットリンク<3680>が反発。午前11時ごろ、映像制作プロダクションのTHINGMEDIA(シングメディア、東京都渋谷区)と業務提携契約を締結したと発表しており、これが好材料視された。今回の提携により、ソーシャルメディアマーケティングに強みを持つホットリンクと、映像制作やライブ配信技術を持つシングメディア社によって、SNSライブ配信や、制作から配信まで一気通貫したSNS動画広告の支援が可能になるという。特にSNSライブ配信では、ホットリンクが企画設計やライブ集客に向けた広告、話題作りに向けたSNS運用の面で支援し、シングメディア社は配信を担当するとしている。

■前澤給装工業 <6485>  2,210円  +91 円 (+4.3%)  本日終値

前澤給装工業<6485>が大幅続伸。24日の取引終了後、発行済み株式数(自社株を除く)の1.06%にあたる12万株または2億5428万円を上限に、25日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施すると発表しており、これが材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められているようだ。

■はてな <3930>  1,830円  +50 円 (+2.8%)  本日終値

はてな<3930>は11日ぶりに反発。24日の取引終了後、SaaS型サーバー管理サービス「Mackerel(マカレル)」が新機能「Google Cloud インテグレーション」の提供を開始したと発表しており、これが好感された。「Google Cloud インテグレーション」は、米グーグルが企業向けに提供しているクラウドソリューションに連携した新機能。これにより「Mackerel」を使って簡単にGoogleクラウドの連携対象サービスの監視が可能になるとしている。

●ストップ高銘柄

東邦金属 <5781>  2,265円  +1,200 円 (+112.7%) ストップ高   本日終値

鈴与シンワート <9360>  3,010円  +500 円 (+19.9%) ストップ高   本日終値

アクアライン <6173>  1,032円  +150 円 (+17.0%) ストップ高   本日終値

MORESCO <5018>  1,112円  +150 円 (+15.6%) ストップ高   本日終値

ピースリー <6696>  1,120円  +150 円 (+15.5%) ストップ高   本日終値

など、8銘柄

●ストップ安銘柄

ブロードバンドタワー <3776>  465円  -100 円 (-17.7%) ストップ安   本日終値

以上、1銘柄

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