量子コンピューター関連が一斉高、量子イノベーションで世界の覇権争い激化へ
エヌエフ回路設計ブロック<6864>、フィックスターズ<3687>が買われたほか、シグマ光機<7713>、ユビキタス AIコーポレーション<3858>、HPCシステムズ<6597>、スパークス・グループ<8739>、テラスカイ<3915>など量子コンピューター関連株が軒並み高に買われている。世界的に量子技術を巡る覇権争いが激化しており、直近は論文数で中国が米国を抜き世界首位となるなど、次世代テクノロジーにおける米中間の摩擦先鋭化のひとつの背景ともなっている。日本では7月末に東京大学を主体とする産官学の「量子イノベーションイニシアティブ協議会」が発足しており、トヨタ自動車<7203>をはじめ日本を代表する企業など10団体が研究開発に積極的に取り組む構えをみせており、同分野に経営資源を注ぐ銘柄群に物色の矛先が向いた。