東京株式(大引け)=307円高、米株高受けリスク選好で終盤に上げ幅拡大

市況
2020年9月28日 15時45分

28日の東京株式市場は主力株中心に買われ、日経平均は続伸。特に後場後半に上げ幅を拡大する展開となり、大引けは300円を超える上昇となった。

大引けの日経平均株価は前営業日比307円00銭高の2万3511円62銭と大幅続伸。東証1部の売買高概算は14億6267万株、売買代金概算は2兆7082億1000万円。値上がり銘柄数は1892、対して値下がり銘柄数は251、変わらずは34銘柄だった。

きょうの東京市場はリスクオンの流れとなり、後場後半に一気に買いの勢いが増す展開となった。配当再投資への期待から先物主導で日経平均に仕掛け的な買いが入ったが、米株価指数先物が好調に上値を指向し、これに追随した部分も大きい。朝方から買いが先行したが、米中摩擦を背景に半導体関連株が逆行安するなど、一方的に強気に傾くような地合いではなかった。しかし、戻り売りで緩む場面は改めて大口資金が流入するなど買い意欲は強い。業種別では空運と海運を除き、33業種中31業種が上昇、紙パルプや鉄鋼、不動産、水産といったハイテク株以外の業種に買いが集まった。東証1部全体の87%の銘柄が上昇した。全体売買代金も再び増勢となり2兆7000億円台に乗せている。

個別では、任天堂<7974>が高く、ソフトバンクグループ<9984>もしっかり。トヨタ自動車<7203>も買いが優勢だった。キーエンス<6861>、ファーストリテイリング<9983>などの値がさ株も上昇。武田薬品工業<4502>も堅調だった。キャリアリンク<6070>、スカラ<4845>、ダントーホールディングス<5337>がストップ高に買われ、ビジネスブレイン太田昭和<9658>も値を飛ばした。ミマキエンジニアリング<6638>が急伸、エイチ・アイ・エス<9603>も物色人気に。

半面、チェンジ<3962>が商いを膨らませながら急反落となり値幅制限いっぱいに売りこまれた。東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>など半導体関連も軟調。ANAホールディングス<9202>が下落したほか、神戸物産<3038>も冴えない。レオパレス21<8848>が大幅安となり、ひらまつ<2764>、ビーグリー<3981>、アステリア<3853>などの下げも目立つ。

出所:MINKABU PRESS

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