東京株式(前引け)=反落、配当権利落ちの影響でマイナス圏着地
29日前引けの日経平均株価は前営業日比77円80銭安の2万3433円82銭と反落。前場の東証1部の売買高概算は5億2370万株、売買代金概算は1兆598億4000万円。値上がり銘柄数は677、対して値下がり銘柄数は1417、変わらずは65銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場では日経平均が反落、9月末の配当権利落ち日にあたることで、その影響として140円程度の下圧力が生じており、実質的にはプラス圏。前日の欧米株市場が大きく株価水準を切り上げたこと受け、リスクを取る動きを誘発した。ただ、前日の後場後半に先物主導で欧米株高を先に織り込む形で上昇していたことから、そのぶん上値も重かったのは事実で、値下がり銘柄数も値上がりを大きく上回っている。
個別ではソフトバンクグループ<9984>が高く、チェンジ<3962>も上昇、任天堂<7974>も値を上げた。キーエンス<6861>が買われ、東京エレクトロン<8035>も反発に転じた。しまむら<8227>が大幅高、ダントーホールディングス<5337>も物色人気となった。NTTドコモ<9437>はストップ高カイ気配。半面、KDDI<9433>、ソフトバンク<9434>が軟調、トヨタ自動車<7203>も値を下げた。武田薬品工業<4502>も安い。ダブル・スコープ<6619>が急落、コロワイド<7616>の下げも目立つ。