前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

注目
2020年9月30日 5時20分

■ハローズ <2742>  4,385円 (-370円、-7.8%)

東証1部の下落率6位。ハローズ <2742> が大幅反落。28日の取引終了後に発表した第2四半期累計(3-8月)単独決算は、売上高766億5100万円(前年同期比15.5%増)、営業利益38億7400万円(同55.9%増)、純利益26億8600万円(同61.5%増)と大幅増益となったものの、目先の材料出尽くし感から売られたようだ。食料品を中心とした在宅用消費が増加し、既存店売上高が好調に推移したことに加えて、4月に徳島県小松島市へ大林店及び7月に香川県三木町へ三木店を売り場面積600坪型24時間営業の店舗として新規出店したことが牽引した。なお、21年2月期通期業績予想は、売上高1484億円(前期比10.2%増)、営業利益67億2000万円(同27.0%増)、純利益45億3000万円(同27.8%増)の従来見通しを据え置いている。

■KDDI <9433>  2,665円 (-115円、-4.1%)

KDDI <9433> が反落し年初来安値を更新、ソフトバンク <9434> も4日続落でこちらは上場来安値更新となった。両銘柄とも配当権利落ちに伴う下げが反映されているが、権利落ち分を超える下げになった。これについて市場では「NTTドコモ <9437> に対するTOBの動きが明らかとなるなか同社株は人気となっているが、この背景には菅首相が打ち出す携帯料金の引き下げ圧力があり、これに対応した動きというのがメインテーマとみられている。機動的な値下げを行うための下準備といえ、通信メガキャリア3社にとって基本的に収益環境に逆風となる」(国内ネット証券アナリスト)という見方が示されており、軟調な株価に反映されている。

■クスリアオキ <3549>  8,840円 (-280円、-3.1%)

クスリのアオキホールディングス <3549> が大幅続落。28日の取引終了後に発表した9月度の月次営業速報で、既存店売上高が前年同月比7.4%減と2ヵ月連続で前年実績を下回ったことが嫌気された。客単価は同2.3%増と伸長したものの、客数が同9.4%減と大きく落ち込んだ。

※29日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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