Jフロントが急反発、21年2月期業績の赤字幅縮小への上方修正を好感
J.フロント リテイリング<3086>が急反発している。29日の取引終了後、21年2月期の連結税引き前損益が256億円の赤字(前期は371億円6100万の黒字)になりそうだと発表。従来予想の359億円の赤字から赤字幅が縮小する見通しとなり、これが好感されている。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、訪日外国人消費の減退、国内消費の低迷など厳しい事業環境が継続したものの、6月中旬以降、百貨店・パルコ事業で一部を除き全店で通常通りの営業を再開した結果、来店客数や売り上げ、店舗賃貸収入が段階的に回復していることを反映した。また、投資抑制や経費削減に加え、人件費や広告宣伝費などの縮小も上振れに貢献する見込みだ。