バーチャレクがストップ高、非開示だった21年3月期経常の黒字浮上見通しを好感
バーチャレクス・ホールディングス<6193>がストップ高に買われている。29日の取引終了後、非開示だった21年3月期の連結業績見通しを発表。売上高は53億円(前期比10.9%減)と減収を見込むものの、経常損益は4000万円の黒字(前期は1億9100万円の赤字)に浮上する見通しとなり、これを好材料視する買いが入っている。
IT&コンサルティング事業、アウトソーシング事業ともに一部のクライアントで新型コロナウイルス感染症の影響による委託業務の縮小や開発投資の抑制があり、売上高は2ケタ減となる予想。一方、利益面では前期にIT&コンサルティング事業で計上したタイムインターメディアの大型システム開発案件における品質トラブルに伴う損失がなくなるほか、販管費を含めた徹底したコスト削減も寄与し、黒字に転換する見込みだ。