ソフトバンクGは強弱感対立、ドコモ買収受け親子上場解消テーマに思惑も
ソフトバンクグループ<9984>は売り買い交錯、前日終値近辺で強弱感を対立させている。前日はナスダック総合指数が4日ぶりに反落したとはいえ、下げ幅は30ポイント強にとどまるなど小幅であり、ひと頃のような下値リスクに対する過度な警戒感は後退している。同社が米ハイテク株のコールオプションを大量購入していることが、ナスダック市場の波乱安局面でマイナス材料視されたが、前週末を境にナスダック総合指数に連動する形で態勢を立て直している。一方、NTTドコモ<9437>の完全子会社化がマーケットの注目を集めるなか、ソフトバンクグループとソフトバンク<9434>についても親子上場解消のテーマから改めてマーケットの関心が向かう可能性が指摘されている。