NY株式:米国株は下落、トランプ大統領のコロナ感染で政局不安広がる

市況
2020年10月3日 8時48分

米国株式相場は下落。ダウ平均は134.09ドル安の27682.81ドル、ナスダックは251.49ポイント安の11075.02ポイントで取引を終了した。

トランプ大統領の新型コロナ感染で政局不安が広がったほか、9月雇用統計で雇用者数の伸びが予想以上に鈍化したことが嫌気され寄り付きから大きく下落した。ムニューシン財務長官は、検査で陰性が明らかになりペロシ民主党下院議長との追加経済救済策の交渉を継続。下院議長が何らかの支援での合意を示唆すると下げ幅を縮小したが、相場を押し上げるには至らなかった。セクター別では不動産や資本財が上昇した一方、半導体・同製造装置が下落。

航空会社のアメリカン(AAL)、ユナイテッド(UAL)、デルタ(DAL)はペロシ下院議長が航空支援で早期合意の可能性を示唆し、各社に対し従業員解雇計画を保留にするよう要請したと伝えられると軒並み上昇。在宅フィットネス事業を展開するペロトン・インタラクティブ(PTON)は第2四半期の新規会員が2倍以上に跳ね上がったことが好感され急伸した。また、金融のジャナス・ヘンダーソン・グループ(JHG)とインベスコ(IVZ)はアクティビストのトライアンファンドが各社株式9.9%取得を明らかにしそれぞれ上昇。一方で、電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は予想を上回る第3四半期の販売台数を発表したが、利益確定の売りで下落した。

民泊サイトのエアビーアンドビーは、12月の新規株式公開(IPO)で30億ドルの資金調達を計画していることが報じられた。

(Horiko Capital Management LLC)

《YN》

提供:フィスコ

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