株価指数先物【昼のコメント】NT倍率は上昇基調、下値を仕掛けてくる場面ではNTロングのポジション積み増し

市況
2020年10月15日 12時10分

日経225先物は11時30分時点、前日比90円安の2万3500円(-0.38%)前後で推移している。寄り付きは2万3550円とシカゴ先物清算値(2万3550円)にサヤ寄せする格好から利食い先行で始まった。その後は2万3520円から2万3550円辺りでの狭いレンジでの推移が続いた。前場半ばに2万3570円とリバウンドを仕掛ける動きもみられたが続かず、前引けにかけて下げ幅を広げる展開となった。

米国では追加経済対策の選挙前の合意成立は困難との見方が嫌気されたが、東京市場への影響は限られている。ただし、積極的に買い上がる状況ではなく、小動きの展開が続いている。グローベックスのNYダウ先物、ナスダック100先物ともに下落して推移していることも、模様眺めムードに向かわせているようである。前引けにかけてはTOPIXの下落率を意識した面もありそうだが、引き続き2万3500円から下には売り込みづらいところである。

なお、前引けのTOPIXは0.47%の下落であり、日銀のETF買い入れの目安となる0.50%より下落率は小さいが、前日も下げていることから、日銀のETF買い入れによる需給面での下支えに対する思惑も高まりやすいだろう。東証1部の騰落銘柄は値下がり数が6割を超えており、ソフトバンクグループ <9984> 、ファナック <6954> 、エムスリー <2413> 、東京エレクトロン <8035> などが弱い動きであるため、大きな切り返しは期待しづらい。そのため、2万3500円を支持線としたこう着が続きそうだ。

なお、NT倍率は先物中心限月で14.39と前日に付けた高値水準で推移している。上へのトレンドが強まりやすいとみられ、2万3500円から下値を仕掛けてくる場面では、NTロングのポジションを積み増すスタンスを取りたい。

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