東京株式(前引け)=反発、米株先物を横目に幅広い銘柄に買い戻し
19日前引けの日経平均株価は前週末比261円97銭高の2万3672円60銭と反発。前場の東証1部の売買高概算は4億2995万株、売買代金概算は8373億2000万円。値上がり銘柄数は1814、対して値下がり銘柄数は300、変わらずは59銘柄だった。
前週末の米国株市場ではNYダウが切り返した一方、ナスダック総合指数の下げが続き、依然として東京市場でも方向感につかみにくい展開と思われたが、日経平均は朝方高く始まった後も売り物をこなし、下値を切り上げる動きとなった。米追加経済対策への期待感を背景に米株価指数先物が買われており、これを横目に主力株をはじめ幅広い銘柄にリスクを取る動きが優勢となった。全体の8割を超える銘柄が上昇したが、売買代金は8000億円台と低調だった。
個別ではソフトバンクグループ<9984>が堅調、ソニー<6758>も商いを伴い高い。トヨタ自動車<7203>も堅調。村田製作所<6981>、レーザーテック<6920>なども値を上げた。ジーンズメイト<7448>、エスケイジャパン<7608>がストップ高に買われ、インプレスホールディングス<9479>も活況高となった。半面、ファーストリテイリング<9983>が軟調、チェンジ<3962>も売りに押された。テラスカイ<3915>も下値を模索。理研ビタミン<4526>、スカラ<4845>が急落したほか、サイバーリンクス<3683>も大幅安。