<動意株・27日>(前引け)=ビジョナリー、ラック、キヤノン

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2020年10月27日 11時34分

ビジョナリーホールディングス<9263>=急伸。26日の取引終了後に発表した第1四半期(5~7月)連結決算が、売上高63億9900万円(前年同期比8.7%減)、営業利益1億6000万円(前年同期9900万円の赤字)、最終利益1億2800万円(同2億4800万円の赤字)と営業利益が黒字転換し、通期予想を上回って着地した。期首に計画していた退店53店舗(移転、集約・統合含む)のうち、移転2店舗、集約・統合41店舗の計43店舗の退店を行ったほか、6店舗を新規に出店(うち移転2店舗)した。これにより売上高は減少したものの、1店舗当たりの営業利益が増加し全体の営業利益の黒字化につながった。なお、21年4月期通期業績予想は、売上高282億2800万円(前期比3.3%増)、営業利益2000万円(前期2億1200万円の赤字)、最終損益3億4200万円の赤字(同11億6600万円の赤字)を見込んでいる。

ラック<3857>=75日線足場に切り返す。足もと決算発表シーズンに突入しているが、企業による在宅勤務シフトを背景に特需を獲得している銘柄が好決算を発表し、株価も強い動きを示す傾向が強い。テレワーク環境で必須となるのがセキュリティー対策であり、情報機器の販売及び高度なセキュリティー技術を売り物とする同社に注目度が高まっている。そうしたなか、今月1日から「サイバー保険付き標的型攻撃メール訓練“プレミアム”」の提供を開始しており、引き合いも旺盛で今後の収益貢献が期待されている。PER20倍前後と同業他社と比較して株価指標面でも割安感がある。

キヤノン<7751>=主力輸出株としては異色の強さ発揮で3連騰。主力輸出株としては異色の強さを発揮。同社は26日取引終了後、20年12月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の450億円から640億円(前期比63%減)に増額しており、これが素直に好感される形で買いを呼び込んだ。新型コロナウイルスの感染拡大は逆風ながら、テレワーク導入加速の動きを背景に在宅勤務に対応した家庭用プリンターの販売拡大などが収益に寄与する見込み。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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