HOYAが5日ぶり反発、400万株を上限とする自社株買いを実施へ
HOYA<7741>が5日ぶりに反発している。午後1時30分ごろ、上限を400万株(発行済み株数の1.07%)、または400億円とする自社株買いを実施すると発表したことが好感されている。取得期間は20年10月28日から21年1月20日で、株主還元を強化するとともに、資本効率の向上や機動的な資本政策の遂行を図るためという。なお、取得した自社株は消却を予定しているという。
同時に発表した第2四半期累計(4~9月)連結決算は、売上高2496億4000万円(前年同期比15.4%減)、税引き前利益721億3500万円(同11.2%減)、純利益577億3000万円(同11.1%減)だった。
EUVブランクスの売上高が前年同期比50%程度成長するなど半導体用マスクブランクスは大幅な増収となったが、FPD用フォトマスクは研究開発用需要が減少した。また、メガネレンズは回復傾向にあるものの、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた販売店の臨時休業などが響き、前年10月の消費税増税前に駆け込み需要があったコンタクトレンズも反動で振るわなかった。なお、21年3月期通期業績予想は第3四半期決算発表時に公表する予定だ。