グリーが大幅反発、スマホゲームの収益力向上で第1四半期営業利益36%増
グリー<3632>が大幅反発している。27日の取引終了後、第1四半期(7~9月)連結決算を発表しており、営業利益15億9600万円(前年同期比35.6%増)、純利益12億5200万円(同27.0%増)と大幅増益となったことが好感されている。
広告・メディア領域において、一部のメディアで新型コロナウイルス感染症の影響を受けたことで、売上高は152億3800万円(同3.6%減)となった。ただ、主力のゲーム領域において、既存のスマートフォン向けアプリゲームの長期運営体制による収益安定化や海外展開による収益力向上に取り組んだほか、バーチャルライブ配信アプリ「REALITY」の機能強化やコンテンツ拡充を進めるなどの施策が奏功した。なお、21年6月期業績予想は、新規アプリゲームのリリースなどによる業績変動が見られることから非開示としている。