コマツが3日ぶり反発、21年3月期業績及び配当予想を上方修正
コマツ<6301>が3日ぶりに反発している。28日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、売上高を2兆680億円から2兆1190億円(前期比13.3%減)へ、営業利益を1150億円から1340億円(同46.6%減)へ、純利益を670億円から800億円(同48.0%減)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を18円から25円へ引き上げたことが好感されている。
上期は北米、欧州・CIS、アジアを中心に建設・鉱山機械の需要が減少したが、下期は中国が引き続き堅調に推移するとともに、北米、日本などでも回復基調に入ることが想定されることが要因。また、プロジェクトの優先順位の見直しや業務改善などによる固定費削減の効果が見込まれることも寄与する。なお、年間配当は43円(従来予想36円)となり、前期実績に対しては51円の減配になる予定だ。
同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高9577億1700万円(前年同期比21.1%減)、営業利益603億4200万円(同57.5%減)、純利益372億9400万円(同58.6%減)だった。