「太陽光発電関連」が7位にランク、菅首相「温室効果ガス実質ゼロ」宣言で関心高まる<注目テーマ>

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2020年10月29日 12時20分

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みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「太陽光発電関連」が7位となっている。

菅義偉首相は26日の所信表明演説で、温室効果ガスの排出量を2050年までに実質ゼロにすると宣言した。「積極的に温暖化対策を行うことが、産業構造や経済社会の変革をもたらし、大きな成長につながるという発想の転換が必要」として、再生可能エネルギーを最大限導入する考えを示した。

18年に決まった現行のエネルギー基本計画では、30年度の電源構成を火力56%(18年度は77%)、原子力20~22%(同6%)、再生エネ22~24%(同17%)としているが、脱炭素社会の実現に向けた次期計画では再生エネの比率が大幅に高まりそうだ。国際エネルギー機関(IEA)が13日に公表した「世界エネルギー見通し」20年版で「将来は太陽光が電力供給の新しい王になる」と強調されていることもあり、ウエストホールディングス<1407>やAbalance<3856>、エヌ・ピー・シー<6255>といった関連銘柄に注目したい。

また、首相が「次世代型太陽電池」などで革新的なイノベーションを目指すとしていることから、ペロブスカイト太陽電池の関連銘柄も要マーク。この太陽電池は、発電層を含む厚みが結晶シリコン太陽電池の100分の1程度と非常に薄いことから軽量化でき、建物壁面への設置や、透明電極を用いて窓への適用など多様な設置形態が可能。今年1月にはパナソニック<6752>が世界最高のエネルギー変換効率16.09%を達成したと発表しているほか、フジプレアム<4237>は京都大学が主導する「COI STREAM」のフィルム型太陽光電池プロジェクトにペロブスカイト型太陽光電池の実用化のための独自技術を提供した実績がある。

出所:MINKABU PRESS

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