東京株式(前引け)=大幅続伸、大統領選開票横にらみに買い一巡後は伸び悩む
4日前引けの日経平均株価は前営業日比330円90銭高の2万3626円38銭と大幅続伸。前場の東証1部の売買高概算は6億3421万株、売買代金概算は1兆2298億3000万円。値上がり銘柄数は1325、対して値下がり銘柄数は752、変わらずは99銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は、前日の欧米株が大きく買われた流れを受けて主力株をはじめ広範囲にリスクを取る動きが優勢となった。米大統領選はバイデン候補有利との見方が強まり、大型の追加経済対策への期待感から先物主導で日経平均は上げ幅を広げた。ただ、トランプ大統領も接戦に持ち込んでおり、カギを握る激戦州のフロリダの行方など不透明な状況で買い一巡後はやや上値が重くなっている。前場の売買代金は1兆2000億円台に膨らんだ。
個別ではソニー<6758>が堅調、ファーストリテイリング<9983>が大幅高。キーエンス<6861>、ファナック<6954>も買いが優勢。チェンジ<3962>が活況高。フジクラ<5803>が値を飛ばし、GSIクレオス<8101>も大幅高。半面、ソフトバンクグループ<9984>が冴えず、任天堂<7974>が安い。ネクソン<3659>も売りに押された。カルビー<2229>、アイティメディア<2148>、丸和運輸機関<9090>などが大きく値を下げた。