【↑】日経平均 大引け| 4日続伸、米株高追い風にバブル崩壊後の高値を更新 (11月6日)
始値 24076.22
高値 24389.00(14:17)
安値 24039.16(09:03)
大引け 24325.23(前日比 +219.95 、 +0.91% )
売買高 12億3212万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆5831億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は前日比219円高と4日続伸、バブル崩壊後の高値を更新
2.前日のNYダウは542ドル高、IT大手への規制懸念後退など好感
3.103円前半へ円高進行も買い意欲強く、終値で29年ぶり高値に上昇
4.場中に決算を発表し今期業績予想を増額修正したトヨタが値を上げる
5.前日に業績の増額修正を明らかにした任天堂は後場に失速し下落する
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比542ドル高と4日続伸した。大統領選早期の結果判明への期待やバイデン氏が大統領選で勝利したとしてもIT大手への規制強化などの政策の急転換はないとの見方が広がった。
東京市場では、日経平均株価は大幅に4日続伸。急激な円高が進行したものの、買い意欲は強く、終値ベースで1991年11月以来となる29年ぶりの高値に上昇した。
前日の米株式市場では、NYダウが上昇。米議会選挙では上院は共和党が過半数を獲得したと伝えられ、民主党のバイデン氏が大統領選で勝利したとしてもIT大手への規制強化などの政策の急転換はないとの見方が広がった。為替は一時1ドル=103円30銭台へ急激な円高が進行したが、NY株高も追い風となり株式市場では積極的な買いが流入。日経平均は18年10月2日の終値2万4270円を更新し、バブル崩壊後の最高値を更新した。鉄鋼、海運、機械など景気敏感株への買いが目立った。
個別銘柄では、場中に決算発表を行い今期業績の増額修正を明らかにしたトヨタ自動車<7203>が高く、エーザイ<4523>やファーストリテイリング<9983>、ダイキン工業<6367>が値を上げた。村田製作所<6981>やKDDI<9433>もしっかり。日本製鉄<5401>やジェイ エフ イー ホールディングス<5411>といった鉄鋼株が高く、商船三井<9104>や川崎汽船<9107>、ファナック<6954>やDMG森精機<6141>が値を上げた。
半面、業績を増額修正した任天堂<7974>は後場に失速し下落。ソフトバンクグループ<9984>やソニー<6758>が値を下げ、東京エレクトロン<8035>や日本電産<6594>、三井不動産<8801>が値を下げた。BASE<4477>やすららネット<3998>、AI inside<4488>も下落した。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はダイキン <6367> 、ファストリ <9983> 、テルモ <4543> 、エーザイ <4523> 、コナミHD <9766> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約123円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はSBG <9984> 、中外薬 <4519> 、セコム <9735> 、ソニー <6758> 、オリンパス <7733> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約61円。うち32円はSBG1銘柄によるもの。
東証33業種のうち上昇は28業種。上昇率の上位5業種は(1)鉄鋼、(2)海運業、(3)機械、(4)ゴム製品、(5)銀行業。一方、下落率の上位5業種は(1)不動産業、(2)医薬品、(3)電気機器、(4)情報・通信業、(5)空運業。
■個別材料株
△シダー <2435> [JQ]
今3月期営業6割増益で2円増配。
△アルペン <3028>
7-9月期経常は5.4倍増益で上期計画を大幅超過。
△BEENOS <3328>
20年9月期営業利益は98%増。
△日本アジアG <3751>
MBO発表でTOB価格600円にサヤ寄せ。
△ファルコHD <4671>
今期経常利益予想を増額修正。
△ライオン <4912>
今期営業を5%上方修正・最高益予想を上乗せ。
△綜研化学 <4972> [JQ]
21年3月期業績予想を上方修正。
△インソース <6200>
21年9月期営業85%増益予想。
△SEMTEC <6626> [JQ]
第2四半期業績予想を上方修正。
△KYCOM <9685> [JQ]
21年3月期営業利益予想46.7%増。
▼PALTEK <7587> [東証2]
今期経常をトントンに下方修正。
▼国際計測 <7722> [JQ]
今期経常を50%下方修正、配当も10円減額。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)アルペン <3028> 、(2)BEENOS <3328> 、(3)日本アジアG <3751> 、(4)インソース <6200> 、(5)SKジャパン <7608> 、(6)大豊工業 <6470> 、(7)GDO <3319> 、(8)神戸鋼 <5406> 、(9)トランスコス <9715> 、(10)ファルコHD <4671> 。
値下がり率上位10傑は(1)OCHIHD <3166> 、(2)古河電 <5801> 、(3)日本CMK <6958> 、(4)UT <2146> 、(5)エイベックス <7860> 、(6)サインポスト <3996> 、(7)昭文社HD <9475> 、(8)ゴルドウイン <8111> 、(9)プロパティA <3464> 、(10)エレコム <6750> 。
【大引け】
日経平均は前日比219.95円(0.91%)高の2万4325.23円。TOPIXは前日比8.55(0.52%)高の1658.49。出来高は概算で12億3212万株。東証1部の値上がり銘柄数は1367、値下がり銘柄数は714となった。日経ジャスダック平均は3609.33円(15.66円高)。
[2020年11月6日]
株探ニュース