来週の為替相場見通し＝１０４円台でのドル安・円高の進行あるか
来週の外国為替市場のドル円相場は、１０４円台への一段のドル安・円高があるかが注目される。予想レンジは１ドル＝１０４円３０～１０６円００銭。
この週は、新型コロナワクチン開発による経済活動正常化への期待の高まりで、ドルは一時１０５円６０銭台まで上昇する場面があった。ただ、週後半にかけては米国での新型コロナ感染者拡大とともにロックダウン（都市封鎖）への警戒感も台頭し一時再び１０５円台を割り込んだ。来週は国内外で発表される経済指標に左右される展開となりそうだ。日本では１６日に７～９月期国内総生産（ＧＤＰ）速報値が発表される。市場では、前期比年率で１８．９％増を予想している。また、海外では１６日に中国１０月工業生産、米１１月ニューヨーク連銀製造業景気指数、１７日に米１０月小売売上高、１８日に米１０月住宅着工件数、１９日に米１０月中古住宅販売件数が発表される。