話題株ピックアップ【夕刊】(3):UMCエレ、クレアHD、新都HD

注目
2020年11月17日 15時19分

■UMCエレ <6615>  377円  +54 円 (+16.7%)  本日終値  東証1部 上昇率トップ

ユー・エム・シー・エレクトロニクス<6615>は続急騰、一気に300円台後半へ水準を切り上げている。同社は車載やOA機器向けを中心とする電気機器の受託製造会社だが、足もとの業績は改善色が強い。16日取引終了後に発表した20年4~9月期決算は営業損益が7100万円の黒字(前年同期実績は5億7000万円の損失)と赤字から脱却した。特に7~9月期で見た場合は4億6200万円の黒字と回復が鮮明となっている。株価は300円台と値ごろ感もあり、これを手掛かり材料に投資資金が集中する格好となった。

■クレアホールディングス <1757>  83円  +11 円 (+15.3%)  本日終値

16日に決算を発表。「上期最終が赤字縮小で着地・7-9月期も赤字縮小」が好感された。

クレアホールディングス <1757> [東証2] が11月16日大引け後(15:30)に決算を発表。21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終損益は2.4億円の赤字(前年同期は2.7億円の赤字)に赤字幅が縮小した。

⇒⇒クレアホールディングスの詳しい業績推移表を見る

■新都ホールディングス <2776>  96円  +10 円 (+11.6%)  本日終値

新都ホールディングス<2776>が大幅高。同社は16日、医用画像情報管理や在宅医療システムなどの開発販売を手掛けるView Send ICT(東京都豊島区)と業務提携に関する基本契約を結んだと発表。この契約は、業務提携を前提としたフレームワークで、具体的な提携分野としては同社が今後推進していく予定の中華圏をターゲットとする遠隔医療、健康診断の斡旋、健康管理顧問、病院や専門医の紹介などに関連する事業を中核とする方針。なお、両社の具体的な権利及び義務については今後締結する契約で詳細に定めるとしている。

■ドラフト <5070>  1,850円  +144 円 (+8.4%)  本日終値

ドラフト<5070>が続急伸。16日の取引終了後、12月14日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表しており、これが好感された。投資単位当たりの金額を引き下げ、より一層投資しやすい環境を整えることで、株式の流動性の向上を目指すという。

■ピクセルカンパニーズ <2743>  145円  +11 円 (+8.2%)  本日終値

ピクセルカンパニーズ<2743>は急反発。16日の取引終了後、同社が参画するコンソーシアムが、統合型リゾート(IR)候補地である長崎県が実施する特定複合観光施設設置運営事業の事業者公募へ応募する方針を決定したと発表しており、これが好感された。なお、現時点で公募の正確な実施時期については発表されておらず、同コンソーシアムでは引き続き長崎県と対話を重ねながら準備を進めるとしている。

■高千穂交易 <2676>  1,034円  +57 円 (+5.8%)  本日終値

高千穂交易<2676>が続伸。同社は16日取引終了後に、株主優待制度を変更すると発表。公平かつより充実させることが目的で、これが買い手掛かりとなったようだ。従来は毎年3月31日現在で100株以上を保有する株主に対して一律で「お米ギフト券」3キロ分を贈っていたが、来年3月31日現在の株主に贈る分から内容を変更。具体的には、100株以上200株未満は「お米ギフト券」2キロ分、200株以上300株未満は同5キロ分、300株以上は同10キロ分を贈呈するとしている。

■マーチャント <3121>  316円  +15 円 (+5.0%)  本日終値

マーチャント・バンカーズ<3121>が続伸。16日の取引終了後、EST corporation(東京都千代田区)と業務提携し、医療分野でブロックチェーン技術や暗号資産(仮想通貨)を活用した効率的なサービスを開発・提供する事業に取り組むと発表しており、これが好材料視された。EST社は、病院の診療待ち時間や混雑を緩和するために、病院予約・検索プラットフォーム「EST Doc」を運営するほか、海外からの医療ツーリズムに関しての決済プラットフォームの開発に取り組んでいるが、今回の提携により、これらのプラットフォームにおける暗号資産による決済に共同して取り組むという。また、EST社が構築する医療ビッグデータにおけるブロックチェーン技術の導入に関しても共同で取り組むとしている。なお、21年3月期業績への影響は軽微としている。

■オークファン <3674>  1,910円  +59 円 (+3.2%)  本日終値

オークファン<3674>が大幅高で5日続伸。16日の取引終了後に、10月における同社グループのビジネス利用アカウント数が前月比7595件増の136万9331件となったと発表しており、順調に拡大していることが好感された。なお、同社ではビジネス利用者に対しては、オークション・ショッピングの相場検索・価格比較サービス「aucfan.com」をはじめ、BtoB卸モール「NETSEA」、ネットショップ運営一元管理ツール「タテンポガイド」を提供している。

■児玉化学工業 <4222>  371円  +2 円 (+0.5%)  本日終値

児玉化学工業<4222>が一時20%高となる場面があった。同社はきょう、三次元加飾工法による新製品がホンダ<7267>の新型「オデッセイ」の内装部品に採用されたと発表しており、これが株価を刺激したようだ。ただ、買い一巡後は上値が重い。今回採用されたドアトリム オーナメントは、ホンダ向け三次元加飾工法による部品としては初めての採用。同部品は埼玉工場で生産・出荷・納入を行う予定で、今後は住宅設備事業関連の顧客も含め積極的な展開を図り、同工場から関東圏、袋井工場(静岡県)からは中京圏への三次元加飾工法による高付加価値製品の販路拡大を進めるとしている。

■サイネックス <2376>  777円  +4 円 (+0.5%)  本日終値

サイネックス<2376>がしっかり。16日の取引終了後、愛媛県庁と「住民問い合わせ対応AIチャットボットサービス提供委託業務」に関するサービスの運用を開始したと発表しており、これが好材料視された。今回のサービス提供は、人工知能(AI)を活用したチャットボットで、住民対応の迅速化と住民サービス向上を支援するのが狙い。提供した「AIチャットボット」は、導入自治体が共同で利用できる総合案内のAIチャットボットで、共同利用のため導入自治体全ての情報を効率的に学習し、賢く成長したAIを各自治体別に構築したシステムに反映。利用者は、それぞれの地域に即した問い合わせデータベースを、24時間365日利用することが可能になる。

●ストップ高銘柄

HAPiNS <7577>  373円  +80 円 (+27.3%) ストップ高   本日終値

アライドアーキテクツ <6081>  448円  +80 円 (+21.7%) ストップ高   本日終値

常磐開発 <1782>  7,930円  +1,000 円 (+14.4%) ストップ高   本日終値

テイン <7217>  799円  +100 円 (+14.3%) ストップ高   本日終値

など、4銘柄

●ストップ安銘柄

ツインバード工業 <6897>  1,505円  -400 円 (-21.0%) ストップ安   本日終値

ロコガイド <4497>  2,945円  -700 円 (-19.2%) ストップ安   本日終値

スカラ <4845>  770円  -150 円 (-16.3%) ストップ安   本日終値

AI inside <4488>  77,700円  -15,000 円 (-16.2%) ストップ安   本日終値

WT天然ガス <1689>  1円  0 円 (0.0%) ストップ安   本日終値

以上、5銘柄

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