東京株式(前引け)=大幅続伸、米株主導でリスク選好の流れ続く
25日前引けの日経平均株価は前営業日比416円39銭高の2万6581円98銭と大幅続伸。前場の東証1部の売買高概算は7億6602万株、売買代金概算は1兆5333億6000万円。値上がり銘柄数は1296、対して値下がり銘柄数は786、変わらずは95銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は前日に続きリスク選好の流れで、主力株を中心に大きく買われる銘柄が目立った。前日の米国株市場でバイデン新政権への移行が順調に進むとの見方が後押しし、NYダウが初の3万ドル大台に乗せたことが市場心理を一段と強気に傾けた。ただ、日経平均株価は短期急騰によるスピード警戒感もあり、前場後半はやや伸び悩む形となっている。前場の売買代金は1兆5000億円台と高水準。
個別ではソニー<6758>が売買代金トップで大幅高、ファーストリテイリング<9983>も2000円を超える上昇、任天堂<7974>も高い。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも堅調。日本電産<6594>、ファナック<6954>なども上昇した。モリテック スチール<5986>が商いを伴い急伸、古河電池<6937>、ワコム<6727>、コニカミノルタ<4902>なども物色人気。半面、JR東日本<9020>が冴えず、レーザーテック<6920>も軟調。楽天<4755>も売りに押された。アカツキ<3932>がストップ安に売られ、西松屋チェーン<7545>も大幅安。