株価指数先物【昼のコメント】2万7000円接近で利食い優勢もリバランス中心

市況
2020年12月2日 12時12分

日経225先物は11時30分時点、前日比40円安の2万6760円(-0.14%)前後で推移している。米国市場の上昇の流れを受けて買い先行とはなったが、日経225先物の寄り付きは2万6830円とシカゴ先物清算値(2万6915円)を下回って始まった。現物の寄り付き前に2万6920円つけてシカゴ先物にサヤ寄せしたが、現物の寄り付き後は利益確定の動きが優勢となり、前場半ばには2万6680円まで下げ幅を広げている。しかし、下値を売り込む流れにはならず、その後は前日終値を挟んでの狭いレンジ取引で推移している。

前引けのTOPIXは0.25%の上昇となり、TOPIX先物についてもプラス圏での推移が続いていることにより、NT倍率は先物中心限月で15.09に低下している。日経225先物はナイトセッションで2万7000円を捉えることができなかったこともあり、2万7000円接近ではいったん利益確定に向かわせているとみられる。これは足元でのNT倍率上昇に対するリバランスの形に表れている。ただし、テクニカル面ではNT倍率は5日移動平均線レベルまで低下してきており、短期的なリバランスの一巡感も意識されてこよう。

日経225先物はランチタイムで上昇に転じてきており、利食いが出やすいとはいえショートポジションは積み上がりづらい需給状況である。グローベックスの米株先物はNYダウ先物が150ドル安程度で推移しているが、この影響を嫌気することなく底堅さがみられるようだと、大引けにかけては短期筋のショートカバーを誘う展開も意識されてきそうである。

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