株価指数先物【昼のコメント】ロールオーバー中心で短期的な回転売買にとどまる

市況
2020年12月8日 12時25分

日経225先物は11時30分時点、前日比110円安の2万6460円(-0.41%)前後で推移している。追加経済対策を巡る協議難航を嫌気したNYダウの下落影響もあり、寄り付きは2万6460円と、シカゴ先物清算値(2万6435円)にサヤ寄せする形で売りが先行すると、現物の寄り付き直後には売り仕掛け的な売買によって一時2万6313円まで売り込まれる場面がみられた。しかし、ナイトセッションでの安値2万6330円水準では買い戻しもみられており、前場半ばには2万6520円まで下げ幅を縮めている。

買い戻し一巡後の日経225先物は2万6450円近辺でのこう着感の強い値動きではあるが、ロールオーバー中心の売買であるためトレンド追随の動きは限られている。また、期先とのスプレッドが先週末のマイナス58円から一時マイナス65円まで低下している。ロールオーバー中心の売買とはいえ、スプレッド拡大で先安観も意識されやすく、短期筋の売り仕掛け的な売買も出やすい状況である。一方で、東京エレクトロン <8035> 、エムスリー <2413> 、アドバンテスト <6857> など指数寄与度の大きい値がさ株の一角が強い値動きをみせているため積極的には売り込めず、短期的な回転売買にとどまろう。

前引けのTOPIXは0.04%の下落であり、後場は日銀のETF買い入れによる需給面での下支えはないだろう。足元で不安定な値動きをみせているが、悪材料が出たというよりはメジャーSQを控えているためロールオーバーに伴う需給要因が大きく、トレンドを取りに行くポジションには向かいづらいと考えられる。ロールオーバーが一巡するのを待ちたいところだ。

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