Vコマースは続落、20年12月期営業利益予想を上方修正も材料出尽くし感
バリューコマース<2491>は続落している。15日の取引終了後、20年12月期の連結業績予想について、営業利益を55億円から61億円(前期比22.8%増)へ、純利益を36億円から42億円(同25.6%増)へ上方修正したが、目先の材料出尽くし感から売られているようだ。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、成果報酬型広告「アフィリエイト」において、旅行や就職、金融の一部分野で広告出稿が減少したことが響き、売上高は300億円から290億円(同12.8%増)へ下方修正した。ただ、アフィリエイトの下振れ以上に、ヤフー(東京都千代田区)が運営するオンラインモールのストア向けサービスが上振れて推移していることが利益を押し上げるとしている。
また、業績予想の修正に伴い、従来18円を予定していた期末配当を25円に引き上げるとあわせて発表した。年間配当は41円となり、前期実績に対しては8円の増配となる予定だ。