三光合成が急反発、富山大の超微細針の開発に金型製造で協力
三光合成<7888>が急反発している。きょう付けの日刊工業新聞で「富山県立大学工学部医薬品工学科の竹井敏教授、同学科学生の瀬戸美佑さんらの産学官グループは、純度約100%のコラーゲンを素材に1平方センチメートル当たり25万~100万本の高微細なマイクロニードルを基板上に試作することに成功した」と報じており、なかで「三光合成が金型の製造、富山県産業技術研究開発センターが成形物の評価で協力した」とあることが好材料視されているようだ。
同マイクロニードルは、医薬品や化粧品に用いる経皮吸収型マイクロニードルで、既存のものに比べて小さく高密度化が可能という。皮膚に効率的に薬物を送るTDDS(経皮薬物送達)や化粧品への活用が期待でき、実用化への期待が三光合成の株高につながっているようだ。