自律制御シ研が3000円大台乗せ、スマート保安と米中摩擦でドローンに新たな思惑
自律制御システム研究所<6232>が大幅高に買われ、221円高の3065円まで上値を伸ばす場面があった。経済産業省、厚生労働省、総務省などがデジタル技術を使った「スマート保安」を重視するなか、ドローンを活用した検査体制の確立を急ぐ構えにあり、産業向けドローン専業の同社に物色の矛先が向いている。また、米中摩擦が意識されるなか、トランプ米政権はバイデン政権へのバトンタッチを前にして中国との対峙姿勢を強めており、ドローンの世界最大手DJIを輸出禁止措置の対象に加えるなど注目を集めている。ここ株式市場では防衛関連株が動意づくなど有事モードの地合いにあったが、ドローンもその延長線上に乗るテーマとして、関連株を刺激している。