明日の株式相場に向けて=環境関連株に再物色ムードも

市況
2020年12月24日 17時11分

24日の東京株式市場は、日経平均株価が143円高と続伸した。前日の米国市場が新型コロナウイルスワクチンに対する期待で反発した流れを引き継いだ。

ただ、今晩の米国市場はクリスマスイブで株式市場、債券市場ともに短縮取引。明日はクリスマスで世界の主要取引所が休場となる。こうしたなか、この日の東証1部の売買代金は1兆6000億円台と薄商いだった。明日は、一段と様子見姿勢が続くことも予想され、東京市場は個別株物色の流れが続くことが見込まれる。

そんななか、直近IPO銘柄への物色は続いている。22日に東証マザーズに新規上場し連日の人気に沸いているウェルスナビ<7342>は、資産運用を自動化した「ロボアドバイザー」サービスの成長性が評価されている。同社の今期業績は赤字見通しだが、市場には来期の黒字化予想が出ており、今後の利益拡大予想が株価の押し上げ要因に働いている様子だ。同じく22日に新規上場したKaizen Platform<4170>も足もとで急伸しているが、初値の公開価格に対する上昇率が1%にとどまったことから、出遅れ感からの物色が続いている模様。直近IPO銘柄も循環物色の感触で買われていくことが予想される。

この日は、レノバ<9519>やウエストホールディングス<1407>といった環境関連株も急伸した。25日にも発表される政府の「グリーン成長戦略」に関する報道をきっかけとしたものだが、年末年始にかけ手掛かり材料難となるなか、環境関連銘柄が再物色される展開も予想される。

明日は国内で11月失業率や有効求人倍率が発表される。また、IPOは3社が予定されている。東和ハイシステム<4172>がジャスダック、SANEI<6230>が東証2部、ファンペップ<4881>が東証マザーズにそれぞれ新規上場する。

出所:MINKABU PRESS

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