話題株ピックアップ【夕刊】(1):ネクステージ、OKI、キユーピー

注目
2021年1月8日 15時16分

■ネクステージ <3186>  1,542円  +138 円 (+9.8%)  本日終値  東証1部 上昇率8位

ネクステージ<3186>は10日続伸し、昨年来高値を更新した。同社は7日取引終了後に、21年11月期通期の連結業績予想を公表。営業利益を前期比61.2%増の110億円と見込んでいることが好感されたようだ。売上高は同16.1%増の2800億円と予想している。車両やカー用品の販売から保険、車検、メンテナンス整備、鈑金修理、買い取りまで一貫したサービスが提供できる環境を整えた店舗出店を行い、顧客に継続的な利用を促進する取り組みを進めるとしている。なお、20年11月期通期の連結決算は、売上高が前の期比10.0%増の2411億4600万円、営業利益が同12.2%増の68億2500万円で着地した。

■沖電気工業 <6703>  1,012円  +89 円 (+9.6%)  本日終値  東証1部 上昇率9位

沖電気工業<6703>が大幅高。SMBC日興証券が7日付で、投資評価を「2」から「1」とし、目標株価を1000円から1300円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では、上期におけるプリンター事業の環境悪化の影響を織り込み、21年3月期の営業利益予想を73億円から61億円へ下方修正したものの、中期経営計画で公表された構造改革、コスト改革による改善効果を織り込み、23年3月期を同145億円から202億円へ、25年3月期を同180億円から225億円へ引き上げた。20年3月期営業利益水準までの回復スピードは5年から3年へ前倒しされる見通しだ。

■キユーピー <2809>  2,422円  +203 円 (+9.2%)  本日終値

キユーピー<2809>が大幅続伸。同社が7日取引終了後に発表した21年11月期の最終利益が前期比32%増の150億円になる見通しと発表した。前期に計上した株式売却損や減損損失などがないため急回復に転じる見通しだ。また、同日に発行済み株式数の4.19%に相当する600万株(金額ベースでは100億円)を上限とする自社株買いを実施することを発表、これを好感する買いを呼び込む格好となった。

■マネックスグループ <8698>  474円  +34 円 (+7.7%)  本日終値

マネックスグループ<8698>が大幅に3日続伸。代表的な仮想通貨であるビットコイン価格は8日未明に一時1ビットコイン=400万円台に乗せ最高値を更新した。昨年12月初旬の200万円前後の水準から1カ月程度でビットコイン価格は2倍に急騰している。これを受け、傘下に仮想通貨交換業者の「コインチェック」を持つマネックスGに買いが流入した。

■大阪有機化学工業 <4187>  3,575円  +235 円 (+7.0%)  本日終値

大阪有機化学工業<4187>が大幅高で、上場来高値を更新した。同社は7日取引終了後に、21年11月期通期の連結業績予想を公表。経常利益見通しを前期比5.0%増の48億4500万円としていることや、年間配当計画を前期比2円増配の48円としていることが好感されたようだ。売上高は同7.2%増の307億4000万円となる見通し。新型コロナウイルスの影響などで前期に苦戦した自動車塗料用化成品の回復を見込んでいるほか、半導体用ArFレジスト原料やディスプレー関連材料、化粧品原料などの拡販に努めるとしている。なお、20年11月期通期の連結決算は、売上高が前の期比0.1%増の286億8100万円、経常利益が同20.3%増の46億1200万円で着地した。

■サイバーセキ <4493>  3,920円  +255 円 (+7.0%)  本日終値

サイバーセキュリティクラウド<4493>が大幅反発。7日の取引終了後、クラウド型WAF「攻撃遮断くん」及びAWS WAF、Azure WAFの自動運用サービス「WafCharm」について、情報セキュリティーコンサルティングを手掛けるLRM(神戸市中央区)と販売代理店契約を締結したと発表しており、これが好感された。今回のLRM社との販売代理店契約締結により、セキュリティーサービスラインアップを拡充させ、これまで以上に多角的に顧客をサポートすることが可能になったとしている。

■ブリヂストン <5108>  3,637円  +205 円 (+6.0%)  本日終値

ブリヂストン<5108>は3日続伸。7日の取引終了後、傘下の米建材メーカー、ファイアストン・ビルディング・プロダクツ社をスイスの建材メーカーであるラファージュホルシム社に売却すると発表しており、これが好感された。グループにおいて、コア事業であるタイヤ・ゴム事業の稼ぐ力の再構築とソリューション事業への戦略的成長投資を図るなか、シナジーが見込みにくいと判断したもよう。これに伴い、21年業績に約2000億円の売却益を計上する予定している。

■ロコガイド <4497>  3,300円  +170 円 (+5.4%)  本日終値

ロコガイド<4497>が後場急伸。午後2時ごろ、NTTレゾナント(東京都港区)へ「混雑ランプ」の施設混雑情報の提供を開始したと発表しており、これが好感された。ロコガイドが提供する「混雑ランプ」の施設混雑情報をもとに、NTTレゾナントが提供する「goo地図」上の店鋪・施設情報ページに、混雑情報を「空いている」「やや混んでいる」「混雑している」の3段階で表示するという。また該当ページからは、ロコガイドが運営するウェブサイトへアクセスできるとしている。

■イズミ <8273>  3,925円  +175 円 (+4.7%)  本日終値

イズミ<8273>は大幅高で3日続伸。7日の取引終了後に発表した第3四半期累計(3~11月)連結決算が、売上高4966億6300万円(前年同期比9.7%減)、営業利益250億4500万円(同18.3%増)、純利益161億8500万円(同18.2%増)と2ケタ営業増益となったことが好感された。新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言の発令を受けて、専門店の休業を実施したことから売上高は減少したものの、仕入計画の見直しによる在庫圧縮に早期に着手したことや、思い切った経費削減の断行で主に広告宣伝費や人件費が減少したことなどが増益に寄与した。なお、21年2月期通期業績予想は、売上高7019億円(前期比5.7%減)、営業利益332億円(同4.1%増)、純利益190億円(同4.8%減)の従来見通しを据え置いている。

■東京エレクトロン <8035>  40,680円  +1,530 円 (+3.9%)  本日終値

東京エレクトロン<8035>が大幅続伸で連日の上場来高値、初の4万円大台乗せを果たした。5Gの普及や電装化が進展する自動車向け、更にテレワークシフトの動きが加速するなか、世界的に半導体需要が旺盛となり需給が逼迫状態にある。また、高集積化を背景としてEUV露光装置など新たな市場が立ち上がっていることも製造装置メーカーなどに新たな商機をもたらしている。同社は国内半導体製造装置のトップメーカーとして海外機関投資家からも注目度が高い。

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