話題株ピックアップ【夕刊】(3):大有機、トランスG、ツインバード
■大阪有機化学工業 <4187> 3,840円 +30 円 (+0.8%) 本日終値
大阪有機化学工業<4187>が6日ぶりに反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は20日、同社株の目標株価を3700円から4500円に引き上げた。レーティングは「バイ」を継続した。半導体の先端プロセス用フォトレジスト材料の需要拡大や半導体用溶剤の拡販などによる中長期的な成長を評価。21年11月期の連結営業利益は従来予想45億円から前期比12.6%増の50億円(会社予想45億5000万円)に引き上げたほか、22年11月期の同利益は61億円と連続増益を見込んでいる。
■ポバール興業 <4247> 1,339円 +294 円 (+28.1%) 一時ストップ高 本日終値
ポバール興業<4247>は一時ストップ高。20日の取引終了後、株主優待制度を新設すると発表しており、これが好感されたようだ。21年3月末から毎年3月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、継続保有期間に応じて1000円または2000円分のクオカードを贈呈するとしている。
■トランスジェニック <2342> 751円 +102 円 (+15.7%) 本日終値
トランスジェニック<2342>が続急騰。前日まで1本値(取引時間中はカイ気配で張りつく状態)で連日のストップ高に買われる集中人気となっていたが、きょうも勢いを継続。20日取引終了後、子会社医化学創薬が「SARS-CoV-2スパイクタンパク質」に対する抗体を26日から販売開始することを発表、これを手掛かり材料に投資資金の攻勢が続いている。
■ADプラズマ <6668> 1,619円 +159 円 (+10.9%) 本日終値
アドテック プラズマ テクノロジー<6668>が大幅続伸。高速通信規格5Gの基地局関連投資や5G対応スマートフォンの量産を背景に半導体市況の回復が顕著となっており、関連装置メーカーも商機が高まっている。同社は半導体向けを主力に高周波プラズマ電源装置でトップシェアを誇り、この恩恵を享受するとみられている。機関投資家の買い増しの動きなども観測される中、時価は昨年来高値2030円から500円近く下値にあり、出遅れ修正狙いの買いが活発化している。
■東京通信 <7359> 2,085円 +181 円 (+9.5%) 本日終値
東京通信<7359>が急伸。20日の取引終了後、集計中の20年12月期連結業績について、売上高を21億300万円から24億4900万円(前の期比49.3%増)へ、営業利益を3億500万円から3億8000万円(同40.7%増)へ、純利益を1億2900万円から1億9000万円(同31.9%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感された。主力のアプリ事業において、グローバル戦略を強化し、ハイパーカジュアルゲームアプリの運用本数を増加したことに加えて、ハイパーカジュアルゲームアプリ「Save them all」が短期間で過去の実績にない成果を出すに至ったことが貢献し、最高の収益を更新するとしている。
■みらいワークス <6563> 1,220円 +94 円 (+8.4%) 本日終値
みらいワークス<6563>が大幅反発。20日の取引終了後、日経CNBC(マーケット・経済専門チャンネル)朝エクスプレス「トップに聞く」コーナーに、同社の岡本祥治代表取締役社長が出演すると発表しており、これが刺激材料となったようだ。放映日時はきょう午前9時50分からで、今後の中長期的な成長戦略などについて語ったもよう。
■タカショー <7590> 830円 +50 円 (+6.4%) 本日終値
タカショー<7590>が3日ぶりに急反発。岩井コスモ証券は20日、同社株の投資判断を新規「A」でカバレッジを開始した。目標株価は1000円に設定した。ガーデニング用品やエクステリアをプロ向けと家庭用で展開。コロナ禍による巣ごもりで内外のガーデニング需要が拡大しており、昨年12月には21年1月期の連結営業利益を10億100万円から11億9500万円(前期比2.3倍)とする今期2回目の増額修正を発表した。今期配当も従来予想から3円増の1株当たり16円(前期比6円増)とした。同証券は22年1月期の同利益は14億円を予想。巨大な海外市場の開拓が通販チャネルで軌道に乗りつつあることも評価している。
■ツインバード工業 <6897> 1,875円 +90 円 (+5.0%) 本日終値
ツインバード工業<6897>が大幅高で6日続伸。21日付の日本経済新聞電子版で「生活家電のツインバード工業が、新型コロナウイルスワクチンの輸送・保管に使う保冷庫の増産を急いでいる」と報じられたことが刺激材料となった。記事によると、新潟県燕市の既存の建物を活用し、100人規模の増員をすることで、月産台数を従来の10倍強に高めたという。8日に発表した米モデルナ向け保冷庫5000台など足もとの受注増加に対応し、3月中旬までに約1万台を生産するとしている。
■神栄 <3004> 1,871円 +81 円 (+4.5%) 本日終値
神栄<3004>は3日ぶりに大幅反発。同社株は今年に入り新型コロナワクチン関連として人気を集め急上昇しているが、この日は午前10時ごろ、製造環境の微小な浮遊異物を捉える測定器であるパーティクルセンシングモニターの新製品を3月に販売開始すると発表しており、これが好感された。新製品「AES-FPM」は、同社が民生家電分野向けで培った空気中の浮遊粒子計測のノウハウを生かし、さまざまな産業分野での浮遊粒子の管理ニーズの高まりに応えるために開発した製品。空気清浄度管理を必要とする製造工程や作業環境での汚染度の見える化に役に立ち、低価格かつ小型で、0.3マイクロメートル以上の粒子制御システムへの組み込みや多点計測を目的に開発したシンプルな操作性が特徴としている。
●ストップ高銘柄
FFJ <7092> 5,120円 +700 円 (+15.8%) ストップ高 本日終値
大谷工業 <5939> 7,370円 +1,000 円 (+15.7%) ストップ高 本日終値
メディカル一光グループ <3353> 7,840円 0 円 (0.0%) ストップ高 本日終値
以上、3銘柄
●ストップ安銘柄
WT天然ガス <1689> 1円 -1 円 (-50.0%) ストップ安 本日終値
ユーラシア旅行社 <9376> 539円 -100 円 (-15.7%) ストップ安 本日終値
以上、2銘柄
株探ニュース