旭化成が大幅4日続伸、国内有力証券が投資判断を引き上げ
旭化成<3407>大幅高で4日続伸している。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が22日付で、投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウエート」とし、目標株価を780円から1500円へ引き上げたことが好材料視されているようだ。
同証券では、前回予想で厳しさを指摘したアクリロニトリル(AN)が足もとで市況が回復していることや、免疫抑制剤「エンバーサスXR」が米国で拡大しており、医薬・医療事業の営業利益は中期的に従来想定を上回る見通しと評価。リチウムイオン電池用のセパレーターも他社が減収となるなか、上期に30%程度の増収を遂げたが、好調な業績はまだ株価に十分織り込まれていないと指摘し、総合化学のコアストックとして評価している。