【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 京都銘柄の投資チャンスを見逃すな!

市況
2021年1月24日 9時30分

「京都銘柄の投資チャンスを見逃すな!」

●金融界の『良心』も容認した米追加経済対策

バイデン新政権が始動した。素直に祝福し、期待もしている。バイデン氏は78歳。歴代大統領の中でもっとも高齢であるため健康状態が懸念されていたが、テレビで就任演説を聞く限りでは力強いものだった。

その演説は、米国は新型コロナウイルスの感染拡大や経済低迷、人種間格差など複数の「危機と困難」に直面していると指摘。それを乗り越える意欲を示すとともに、「米国の結束」を強く訴えていた。

ただ、それにしてはバイデン新政権の誕生以降、東京市場は騰勢が衰えている。大きな期待材料が具体化したことで、明らかに弛緩状態に陥っていると見てよい。

ひと仕事終わると、我々もそれまでの期待感や緊張感が大きければ大きいほど、疲れてしまう。株式市場も同様であり、大統領就任式で事前に懸念されていたトランプ支持者たちによる暴力的な抗議行動もなかったことで、安堵するとともにいわば「ちょっと休ませてくれ」といった状態になっている。

しかし、大事なのはバイデン政権の政策だ。それは次のようになっている。

(1)追加経済対策に規模1.9兆ドル、実に日本円で約200兆円を投入する。

(2)新型コロナウイルス対策としては、現金給付を1人当たりこれまでの600ドルに加え、新たに1400ドル(約14万5000円)支給する。

(3)失業給付の特例加算も9月まで延長する。

こんな大盤振る舞い的な経済対策であるのに、それを新財務長官に就任したイエレン前FRB議長は容認すると表明したのだ。

イエレン財務長官は米金融界の重鎮であるとともに、良心ともいえる人物。それがバイデン新大統領の経済政策を容認するというより、援護射撃をする形になっているのだ。これは今後の米国経済の再生に大きくプラスに働くと見るのが自然だ。では、ここでの投資をどうするか?

●京都銘柄で儲けて、コロナ収束後には…

唐突な話で恐縮だが、コロナの感染拡大が怖くて私は家族とともに自宅シェルターに閉じこもっているが、妻とは「京都行きたいわね」「金沢はどう?」「そんな遠いところより、伊豆でいいんじゃない」などと話すものの出かけらずに、翌日また同じような話になって結局、話だけで終わっている。

しかし、私の頭の中では京都ということばを聞くと、京都に本拠を置くいわゆる「京都銘柄」がパパッと脳裏に浮かぶ。そしていま、それらは投資対象として望ましい状況にある。

その筆頭は、電気自動車(EV)用モーター大手の日本電産 <6594> になる。高値圏ながら時々下げるので、その時に投資しておけばよい。電子部品大手では、京セラ <6971> 、村田製作所 <6981> があるし、電子部品製造装置の研究開発に強いサムコ <6387> もなお騰勢をキープすると見てよい。医療用を含め、各種分析機器に強い島津製作所 <7701> も現在調整中だけに魅力的だ。

ウエハー洗浄装置で世界首位であるSCREENホールディングス <7735> も、押し目の終了を待っての投資なら見逃せない。地味ながら、半導体後工程用製造機器に強いTOWA <6315> もまだ上昇余力ありと見る。

高値圏ながらローム <6963> もまだ上昇が終わったわけではない。そして、オムロン <6645> も。他に任天堂 <7974> があるが、同社株は天空に舞い上がっていて眺めているしかない。

最後に提案を。京都銘柄で儲けてコロナが収束したら京都へ行こう!

2021年1月22日 記

株探ニュース

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