東映アニメは6日続伸、21年3月期業績予想を上方修正
東映アニメーション<4816>は6日続伸し連日の昨年来高値更新。25日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、売上高を500億円から506億円(前期比7.7%減)へ、営業利益を100億円から140億円(同13.0%減)へ、純利益を70億円から100億円(同12.6%減)へ上方修正した。朝方は材料出尽くしとみた売りに押される場面もあったものの、海外版権事業の成長などへの期待から買いが優勢となり、プラスに転じている。
海外版権部門で「スラムダンク」や「ドラゴンボール」のゲーム化権販売、海外映像部門でサウジアラビア向け劇場作品の納品や北米での「ドラゴンボール超 ブロリー」の劇場上映権販売などが期初の見通しを上回って好調に推移したことが要因としている。
なお、第3四半期累計(20年4~12月)決算は、売上高376億3200万円(前年同期比9.1%減)、営業利益119億200万円(同2.7%減)、純利益86億2400万円(同3.0%減)だった。