リョーサンがカイ気配で始まり4連騰、経常益大幅増額で前期比5割超の増益に
リョーサン<8140>がカイ気配で始まり4連騰、前週末22日をターニングポイントに一気に水準を切り上げてきた。同社は独立系の大手半導体商社でルネサス製品を主力に取り扱っているが、車載向けを中心に昨年後半から半導体市況が急改善しており、全社的に取り組んだコスト削減努力も奏功して、利益が会社側の想定を上回る伸びを示している。26日取引終了後に発表した、21年3月期第3四半期累計(20年4~12月)の経常利益は前年同期比31%増の38億2100万円と急増した。これを受け、21年3月期通期の業績見通しも従来予想の26億円から45億円(前期比54%増)に大幅増額、減益見込みから一転して5割超の増益見込みに変わった。これがサプライズとなり投資資金の流入を誘っている。