日東電が大幅続伸、21年3月期業績予想を上方修正
日東電工<6988>が大幅続伸し昨年来高値を更新している。26日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、売上高を7150億円から7550億円(前期比1.9%増)へ、営業利益を750億円から900億円(同29.1%増)へ、純利益を520億円から650億円(同37.8%増)へ上方修正したことが好感されている。
テレワークの拡大などを背景に、パソコンやサーバー向けなどのセラミックコンデンサーや半導体の製造工程で使用される関連部材の需要が拡大していることに加えて、新型コロナウイルス感染症の影響で落ち込んだ自動車産業の回復が想定を上回っていることが寄与する見通し。
なお、同時に発表した第3四半期累計(20年4~12月)決算は、売上高5662億1000万円(前年同期比0.8%減)、営業利益759億200万円(同26.1%増)、純利益551億600万円(同29.2%増)だった。