ディスコは4日ぶり反落、21年3月期は30%営業増益見込むと発表も材料出尽くし感
ディスコ<6146>は4日ぶりに反落している。26日の取引終了後、未定としていた21年3月期の連結業績予想を発表し、売上高1713億円(前期比21.4%増)、営業利益474億円(同30.0%増)、純利益336億円(同21.5%増)の大幅増益を見込むとしたが、目先の材料出尽くし感から売られているようだ。
5G関連市場の拡大に伴い、アジア地域において半導体量産用を中心に、精密加工装置であるダイシングソー、グラインダともに高水準の出荷が続いていることに加えて、消耗品の精密加工ツールも顧客の設備稼働率上昇などに伴い出荷が堅調に推移しているという。なお、未定としていた期末配当予想は前年同期比89円増の436円とし、年間配当は前期比114円増の552円とする予定だ。
同時に第3四半期累計(20年4~12月)決算を発表しており、売上高1276億900万円(前年同期比24.7%増)、営業利益366億7300万円(同42.9%増)、純利益256億2700万円(同32.2%増)だった。