FDK大幅続落、為替差損計上などで10~12月期経常益74%減
FDK<6955>が大幅に3日続落となっている。同社は26日取引終了後に、21年3月期第3四半期累計(20年4~12月)の連結経常利益が前年同期比30.9%増の8億9500万円になったと発表。ただ、10~12月期に限れば前年同期比74.2%減の1億8600万円となっており、これがネガティブ視されているようだ。
昨今の為替相場の変動により、為替差損4億8500万円を営業外費用に計上したことなどが重荷となった。なお、第3四半期累計の連結売上高は同4.7%減の453億5400万円で着地。主力の電池事業では工業用途向けニッケル水素電池の売り上げが減少したほか、電子事業では産業機器・地上デジタル放送装置用途向けが苦戦した。通期の業績予想は売上高590億円(前期比5.0%減)、経常利益9億円(同59.3%増)とする従来見通しを据え置いている。