話題株ピックアップ【夕刊】(3):サイボウズ、ヒューリック、マクアケ

注目
2021年1月27日 15時27分

■プレミアグループ <7199>  2,408円  +46 円 (+2.0%)  本日終値

プレミアグループ<7199>が4日ぶりに反発。26日の取引終了後、子会社プレミアワランティサービスの故障保証事業の累計契約台数が100万台を突破したと発表しており、これが好材料視された。故障保証は、顧客が購入した自動車が突然の故障に見舞われた際に、保証適用範囲において、無償で修理が受けられるサービス。10年4月に事業を開始して以来、契約台数は年々増加しており、今年1月に累計契約台数100万台を突破した。

■サイボウズ <4776>  2,757円  +48 円 (+1.8%)  本日終値

サイボウズ<4776>は反発。26日の取引終了後、21年12月期の年間配当を12円にすると発表しており、3期連続増配見込みであることが好感された。21年12月期の連結業績が堅調に推移する見込みであることから配当を引き上げるとしている。また、同時に発表した12月度業績は、売上高14億700万円(前年同月比16%増)、営業損益5億9000万円の赤字になった。11~12月に開催した自社イベントやテレビコマーシャルなどの広告宣伝費を計上したことや、賞与を計上したことにより赤字を余儀なくされたという。

■日清紡ホールディングス <3105>  795円  +13 円 (+1.7%)  本日終値

日清紡ホールディングス<3105>が反発。26日の取引終了後、20年12月期連結決算に、投資有価証券売却益123億8300万円を特別利益として計上すると発表しており、これが好材料視された。なお、20年12月期業績への影響は現在精査中としている。

■ヒューリック <3003>  1,146円  +16 円 (+1.4%)  本日終値

ヒューリック<3003>が反発。きょう付の日本経済新聞朝刊で「2020年12月期の連結営業利益は前の期比15%ほど増え、1000億円強となったもようだ」と報じられており、昭栄との合併後、9期連続の最高益になったとの観測が好材料視されたようだ。記事によると、コロナ禍でも主力のオフィス賃貸が堅調で、ホテルや飲食ビルの不振を補ったという。なお、決算発表は1月28日を予定している。

■フューチャー <4722>  1,776円  +13 円 (+0.7%)  本日終値

フューチャー<4722>がしっかり。この日午前中、子会社フューチャーアーキテクトが、人工知能(AI)を活用したクラウド型のOCRプラットフォームサービス「Future OCR」の提供を開始したと発表しており、これが好感された。フューチャーアーキテクトは、文字認識などのAI技術をベースに、19年にSGホールディングス<9143>傘下の佐川急便の配送伝票入力業務を自動化するAIシステムを開発し稼働させているが、同サービスは佐川急便をはじめとする多数の顧客のプロジェクトで培った業務改革のノウハウなどをもとに開発したサービス。従来のOCRでは高い精度で読み取ることが困難であった手書きの伝票や非定型帳票をAIが解析して自動入力することで、顧客の業務を省力化するという。なお、販売は共同開発したSGシステムを主な代理店として企業や自治体などを対象に提供するとしている。

■マクアケ <4479>  8,900円  -1,440 円 (-13.9%)  本日終値

マクアケ<4479>が急落。26日の取引終了後に発表した第1四半期(20年10~12月)単独決算が、売上高9億9200万円(前年同期比91.1%増)、営業利益1億5200万円(同47.7%増)、純利益1億500万円(同46.7%増)と大幅な営業増益となったものの、目先の材料出尽くし感から売られたようだ。新商品や新サービスのデビューの場が展示会、見本市、オフライン店舗などからオンラインにシフトする動きが続いているほか、消費者が自分の趣味嗜好に合った新商品をオンラインで楽しむ・見つける応援購入という新たな消費スタイルへの需要が拡大していることが増収増益の要因としている。第1四半期は前期における事業の急成長に合わせて、先行販売に対する品質保証体制の強化を図りプロモーションを縮小したが、応援購入総額が前年同期比2.1倍の45億1219万円に伸長したことも寄与した。なお、21年9月期通期業績予想は、売上高51億7200万円(前期比60.4%増)、営業利益6億2000万円(同21.5%増)、純利益4億5000万円(同21.8%増)の従来見通しを据え置いている。

■FDK <6955>  1,580円  -185 円 (-10.5%)  本日終値

FDK<6955>が大幅に3日続落。同社は26日取引終了後に、21年3月期第3四半期累計(20年4~12月)の連結経常利益が前年同期比30.9%増の8億9500万円になったと発表。ただ、10~12月期に限れば前年同期比74.2%減の1億8600万円となっており、これがネガティブ視されたようだ。昨今の為替相場の変動により、為替差損4億8500万円を営業外費用に計上したことなどが重荷となった。なお、第3四半期累計の連結売上高は同4.7%減の453億5400万円で着地。主力の電池事業では工業用途向けニッケル水素電池の売り上げが減少したほか、電子事業では産業機器・地上デジタル放送装置用途向けが苦戦した。通期の業績予想は売上高590億円(前期比5.0%減)、経常利益9億円(同59.3%増)とする従来見通しを据え置いている。

■ディスコ <6146>  36,100円  -1,550 円 (-4.1%)  本日終値

ディスコ<6146>は4日ぶりに反落。26日の取引終了後、未定としていた21年3月期の連結業績予想を発表し、売上高1713億円(前期比21.4%増)、営業利益474億円(同30.0%増)、純利益336億円(同21.5%増)の大幅増益を見込むとしたが、目先の材料出尽くし感から売られたようだ。5G関連市場の拡大に伴い、アジア地域において半導体量産用を中心に、精密加工装置であるダイシングソー、グラインダともに高水準の出荷が続いていることに加えて、消耗品の精密加工ツールも顧客の設備稼働率上昇などに伴い出荷が堅調に推移しているという。なお、未定としていた期末配当予想は前年同期比89円増の436円とし、年間配当は前期比114円増の552円とする予定だ。同時に第3四半期累計(20年4~12月)決算を発表しており、売上高1276億900万円(前年同期比24.7%増)、営業利益366億7300万円(同42.9%増)、純利益256億2700万円(同32.2%増)だった。

■ハローズ <2742>  3,300円  -130 円 (-3.8%)  本日終値

ハローズ<2742>が4日ぶりに反落。株価は一時、前日に比べ6%超安に売られた。同社は26日取引終了後、公募増資と株式売り出しを実施することを発表しており1株当たり利益の希薄化や需給悪化が警戒された。131万5400株の公募と31万600株の売り出し、それに上限24万3900株のオーバーアロットメントによる売り出し・第三者割当増資を行う。調達資金は約49億3000万円で、店舗新設のための設備投資資金に充てる。発行済み株式数は最大で約8%増える見込み。発行・売出価格は2月3日から8日までのいずれかの日に決定する。

■ウェルス・マネジメント <3772>  1,503円  +151 円 (+11.2%)  本日終値

ウェルス・マネジメント<3772>が急反騰。26日の取引終了後、21年3月末時点で100株以上を保有する株主に対して、特別株主優待を実施すると発表しており、これが好感された。昨年から今春にかけて4ホテルの開発が順調に行われたことを踏まえて実施され、保有株数に応じてグループ運営ホテルで利用可能な株主優待券を5000円から12万円贈呈するという。

●ストップ高銘柄

大谷工業 <5939>  9,020円  +1,500 円 (+20.0%) ストップ高   本日終値

ジオマテック <6907>  655円  +100 円 (+18.0%) ストップ高   本日終値

HMT <6090>  1,149円  +150 円 (+15.0%) ストップ高   本日終値

など、4銘柄

●ストップ安銘柄

WT天然ガス <1689>  1円  -1 円 (-50.0%) ストップ安   本日終値

など、1銘柄

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.