ミスミGが6連騰で新高値、10~12月期経常37%増と7四半期ぶり増益を好感
ミスミグループ本社<9962>が大幅高で6日続伸。株価は前日比6.8%高の3610円まで上値を伸ばし、昨年来高値を更新している。27日の取引終了後に発表した21年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結経常利益は前年同期比1.1%減の174億5900万円だった。ただ、直近3カ月の10~12月期では前年同期比37.3%増の83億5100万円と7四半期ぶりに増益に転じており、足もとの業績回復が好感されている。
FA事業は中国をはじめとする海外需要が回復傾向にあるほか、コスト削減を徹底した効果もあり大幅増益を達成した。また、金型部品事業は自動車関連業界で持ち直しがみられ、流通事業では中国に加え、欧州、米州も好調に推移したという。同時に発表した12月の売上高は前年同月比9.7%増の273億1000万円と今期初めて増収となり、これも好材料視されている。