話題株ピックアップ【夕刊】(3):マクセルHD、小糸製、エンプラス

注目
2021年2月1日 15時25分

■KeePer技研 <6036>  2,127円  +137 円 (+6.9%)  本日終値

KeePer技研<6036>が後場上げ幅を拡大。午後0時15分ごろに発表した1月度の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比48.2%増と大幅な増収となり、9カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。例年、1月は寒さが一段と厳しくなることでマインドは一気に冷え込み、閑散期に入るものの、今年はコロナ禍で、今乗っている愛車を「清潔に、キレイに、長く乗りたい」という需要が引き続き高い状態が続いているとみられることや、SNSなどの情報や評判を手掛かりに、中盤から新車のコーティング施工が多くなったという。

■マクセルHD <6810>  1,467円  +93 円 (+6.8%)  本日終値

29日に決算を発表。「今期最終を赤字縮小に上方修正」が好感された。

マクセルホールディングス <6810> が1月29日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終損益は11.4億円の赤字(前年同期は12.5億円の黒字)に転落した。しかしながら、併せて通期の同損益を従来予想の34億円の赤字→10億円の赤字(前期は104億円の赤字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなった。

⇒⇒マクセルHDの詳しい業績推移表を見る

■小糸製作所 <7276>  7,180円  +450 円 (+6.7%)  本日終値

29日に決算を発表。「今期経常を43%上方修正」が好感された。

小糸製作所 <7276> が1月29日大引け後(16:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比42.1%減の370億円に落ち込んだ。しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の400億円→570億円(前期は852億円)に42.5%上方修正し、減益率が53.1%減→33.1%減に縮小する見通しとなった。

⇒⇒小糸製作所の詳しい業績推移表を見る

■エンプラス <6961>  4,915円  +300 円 (+6.5%)  本日終値

エンプラス<6961>が大幅高で3連騰。前週後半は日経平均が2営業日で1000円近い下落となるなか、同社株はストップ高を含め続伸という異彩の上昇パフォーマンスをみせた。きょうも、その余勢を駆って目先筋の利食いをこなし上値指向を明示した。精密プラスチック加工のトップメーカーで技術力の高さが売り物。光拡散レンズなど独自開発力の高さも注目されている。車載向け半導体市場が拡大し需給が逼迫する環境は同社にとって強力な追い風となっている。21年3月期業績予想は営業利益段階で従来予想の13億円から16億5000万円に増額したほか、発行済株式総数の12.75%にあたる上限125万株の自社株買いを発表するなど、株価意識の高い会社として評価されている。

■タカラレーベン <8897>  334円  +19 円 (+6.0%)  本日終値

29日に決算を発表。「今期経常を24%上方修正、配当も2円増額」が好感された。

タカラレーベン <8897> が1月29日大引け後(17:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比14.9%減の48.2億円に減った。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の12円→14円(前期は19円)に増額修正した。

⇒⇒タカラレーベンの詳しい業績推移表を見る

■東亜石油 <5008>  2,970円  +165 円 (+5.9%)  本日終値

29日に決算を発表。「今期経常を6.9倍上方修正」が好感された。

東亜石油 <5008> [東証2] が1月29日大引け後(15:30)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は8.3億円となった。併せて、通期の同利益を従来予想の3.5億円→24.2億円に6.9倍上方修正した。

⇒⇒東亜石油の詳しい業績推移表を見る

■伯東 <7433>  1,296円  +71 円 (+5.8%)  本日終値

伯東<7433>が大幅高で3日ぶりに反発。1月29日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、売上高を1440億円から1640億円(前期比7.1%増)へ、営業利益を27億円から35億円(同44.9%増)へ、純利益を17億円から25億円(同73.6%増)へ上方修正したことが好感された。テレワークや巣ごもり需要の拡大により、電子部品事業でパソコン・タブレット端末向けICやコネクタなど一般電子部品が伸長したほか、車載用ICの需要が足もとで急速に回復していることなどが要因。また、電子・電気機器事業における真空機器や工業薬品事業における化粧品基剤の販売伸長に伴う利益の増加に加えて、新型コロナウイルス感染症の影響による活動経費の抑制、投資有価証券売却益の計上などが寄与する。なお、第3四半期累計(20年4~12月)決算は、売上高1219億8700万円(前年同期比7.4%増)、営業利益27億4200万円(同4.4%増)、純利益18億8300万円(同8.0%増)だった。

■日本調剤 <3341>  1,585円  +85 円 (+5.7%)  本日終値

29日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が6%増益で着地・10-12月期も2.1倍増益」が好感された。

日本調剤 <3341> が1月29日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比5.9%増の57.7億円に伸び、通期計画の63.3億円に対する進捗率は91.2%に達し、5年平均の71.6%も上回った。

⇒⇒日本調剤の詳しい業績推移表を見る

■グリムス <3150>  1,612円  +86 円 (+5.6%)  本日終値

グリムス<3150>が大幅高で5日ぶりに反発。1月29日の取引終了後に発表した第3四半期累計(20年4~12月)連結決算が、売上高128億4500万円(前年同期比9.4%増)、営業利益23億1500万円(同41.2%増)、純利益16億700万円(同41.0%増)と大幅増益となり、通期計画の営業利益を上回って着地したことが好感された。催事販売を活用して住宅用太陽光発電システムや蓄電池を販売するスマートハウスプロジェクト事業の受注は減少したものの、事業者向けに電力基本料金削減コンサルティングや各種省エネ商材を販売するエネルギーコストソリューション事業や、電力の小売を行う小売電気事業の受注は順調に推移した。なお、21年3月期通期業績予想は、売上高168億5300万円(前期比8.8%増)、営業利益23億円(同9.2%増)、純利益15億4600万円(同4.3%増)の従来見通しを据え置いている。

■ストライク <6196>  4,740円  +250 円 (+5.6%)  本日終値

29日に発表した「Kipsと資本提携に向けて基本合意」が買い材料。

Kipsと資本提携に向けて基本合意。

■プロパティデータバンク <4389>  2,181円  +400 円 (+22.5%) ストップ高   本日終値

プロパティデータバンク<4389>がストップ高。1月29日の取引終了後、21年3月期の単独業績予想について、売上高を21億2600万円から21億3300万円(前期比15.7%増)へ、営業利益を3億7000万円から4億6200万円(同45.2%増)へ、純利益を2億5000万円から3億1500万円(同45.0%増)へ上方修正し、あわせて従来9円を予定していた期末一括配当予想を11円に引き上げたことが好感された。同社は中長期的な成長を実現するための積極的な人材採用を計画しており、機動的な採用を実施しつつ、プロフィットセンターをクラウド事業本部に統合する組織改編などによる業務効率化を図ったことが貢献する。また、複数の大型案件の利用開始や既存顧客の堅調な利用拡大に加え、ソリューションサービス案件における案件執行力の向上により売上原価が減少したことも寄与する。なお、同時に発表した第3四半期累計(20年4~12月)決算は、売上高15億7000万円(前年同期比19.0%増)、営業利益3億5500万円(同92.5%増)、純利益2億4400万円(同99.9%増)だった。

■テクノホライゾン <6629>  921円  +150 円 (+19.5%) ストップ高   本日終値

テクノホライゾン<6629>がストップ高。値幅制限上限の150円高は921円を意識させる勢いで投資資金が流入した。光学機器やFA関連機器を手掛けるが、光学機器が教育ICT化に伴う需要を取り込み急速な伸びをみせており業績は急拡大途上。前週末1月29日取引終了後、21年3月期業績予想の上方修正を発表しており、営業利益は従来見通しの15億円から前期比39%増の20億円に増額、これがサプライズを誘った。

●ストップ高銘柄

国際チャート <3956>  380円  +80 円 (+26.7%) ストップ高   本日終値

平賀 <7863>  850円  +150 円 (+21.4%) ストップ高   本日終値

シンバイオ製薬 <4582>  790円  +100 円 (+14.5%) ストップ高   本日終値

など、8銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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