テンポイノベーション---3Q増収達成、利益面は通期予想を上回って進捗

材料
2021年2月4日 9時34分

テンポイノベーション<3484>は3日、2021年3月期第3四半期(20年4月-12月)決算を発表した。売上高が前年同期比6.8%増の79.36億円、営業利益が同9.1%減の6.04億円、経常利益が同0.6%増の6.93億円、四半期純利益が同1.6%減の4.73億円。コロナ禍においても増収を維持、利益面は前年同期比でほぼ同水準まで改善した。

店舗転貸借事業は、新型コロナの影響によって転貸借物件数が前事業年度末比7件減の1,677件となり、売上高71.63億円(前年同期比3.9%増)となった。営業利益は3.53億円(同21.6%減)であったが、これは新型コロナの影響により成約数の減少に伴うイニシャル収入の減少等の影響によるものだという。

不動産売買事業は、店舗転貸借事業においてキーとなる不動産業者との関係強化を目的として、店舗不動産の仕入販売や建築販売を実施している。3Qにおいては新型コロナの影響により市場が不活発化する中で、積極的な情報収集と顧客開拓を進め、保有物件2件を売却している。その結果、売上高7.72億円(前年同期比44.4%増)、営業利益2.50億円(同17.2%増)となった。

2021年3月期の業績予想については、昨年11月公表のものから変更なく、売上高100.84億円(前期比1.0%増)、営業利益6.00億円(前期比23.5%減)、経常利益6.71億円(前期比17.3%減)、当期純利益4.51億円(前期比19.9%減)。利益面で3Qの実績が通期業績予想を上回っているものの、緊急事態宣言下において正確に業績予想を見積もることが困難であるため、前回の予想を据え置いたという。

また、配当は経営基盤を強化しつつ、安定的に実施していくことを基本方針としているが、現時点では未定としている

《ST》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.