富士急は大幅高で上場来高値更新、足もと10~12月期の最終黒字化を好感
富士急行<9010>は大幅高で3日続伸となり、昨年11月につけた上場来高値を約3カ月ぶりに更新している。3日の取引終了後に発表した21年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算発表で、直近3カ月の10~12月期の最終損益が5億7200万円の黒字(前年同期は1億2600万円の赤字)に浮上しており、これが好感されている。
政府の観光支援策であるGoToキャンペーンが「富士急ハイランド」などの遊園地やホテルなどの集客に追い風となり、レジャー・サービス業の収益が好転したことが黒字浮上の要因となった。なお、4~12月期(第3四半期累計)の最終損失は18億7000万円の赤字(前年同期は28億200万円の黒字)だった。