<動意株・4日>(大引け)=古河電池、京都友禅、土屋HDなど

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2021年2月4日 15時05分

古河電池<6937>=大幅反発。同社はきょう午後2時頃に、21年3月期通期の連結業績予想及び配当計画を修正。営業利益見通しを前期比15.4%増の38億円(従来予想は23億円)に引き上げたほか、期末一括配当を15円(従来計画は13円)にすると発表した。売上高見通しも同5.7%減の608億円(従来予想は560億円)に上方修正。新型コロナウイルス感染症による経済活動の停滞に伴い、国内市場及びタイ市場での自動車メーカー向けの販売が低調となったものの、取り換え需要が堅調に推移したことや、インドネシア子会社の収益性が改善していることを受けて業績予想を見直したという。

京都きもの友禅<7615>=後場動意。同社はきょう午前11時30分頃に、21年3月期第3四半期累計(20年4~12月期)の連結決算を発表。営業損益が1億6100万円の黒字(前年同期は2400万円の赤字)となったことで買いの矛先が向かった。売上高は前年同期比33.2%減の56億2200万円で着地した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で和装関連の受注高は同34.4%減の51億2000万円となったが、構造改革の効果などから販管費が減少したことが黒字化につながった。なお、通期業績予想に変更はない。

土屋ホールディングス<1840>=動兆しきり。相場全般はコロナ禍で売られた内需株への買い戻しが目立っており、不動産や住宅関連株に株価を動意させる銘柄が増えている。また、これまで新型コロナウイルスの悪影響を受けにくく、投資資金が物色対象としていた値がさハイテク株が利食われる一方、株価が低位に放置されている銘柄にリターンリバーサル狙いの買いが徐々に顕在化している。同社株は北海道の注文住宅大手で、株価200円未満に位置しており、この条件に見合う。21年10月期は営業損益が2億3000万円の黒字転換を見込んでおり、年間5円配当を計画している。有配企業にも関わらずPBR0.4倍と指標面で割安感が強い。

デジタルホールディングス<2389>=大幅高で昨年来高値更新。きょう9時に、前日発表したラクスル<4384>株式の海外市場での売り出しによる売却の結果を公表。ラクスルの全保有株283万6100株の売却に伴い、21年12月期第1四半期に売上高113億5500万円、営業利益95億5300万円を計上する予定としており、これを好感する買いが向かっている。

テンポイノベーション<3484>=3日続伸。同社は3日取引終了後に、21年3月期第3四半期累計(20年4~12月)の単独決算を発表。経常利益は前年同期比0.6%増の6億9300万円となり、通期計画6億7100万円を超過した。10~12月期の経常利益は前年同期比16.6%増の3億5900万円となった。主力の店舗転貸借事業で、成約件数の回復基調が続いていることなどが寄与した。なお、第3四半期累計の売上高は同6.8%増の79億3600万円で着地した。

ギフティ<4449>=急伸。3日の取引終了後、集計中の20年12月期連結業績について、売上高が25億8300万円から30億8000万円(前の期比74.3%増)へ、営業利益が10億4100万円から11億円(同2.0倍)へ、純利益が7億2200万円から7億5000万円(同95.3%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感されている。新型コロナウイルス感染症の影響により減少していた大型の法人キャンペーンが第4四半期に大きく回復したことで、主力のgiftee for Businessの売り上げが増加したほか、地方自治体の経済支援策にかかる売り上げが地域通貨サービスほかで増加した。

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出所:MINKABU PRESS

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