注目銘柄ダイジェスト(前場):ユニネク、N・フィールド、メディシスなど

市況
2021年2月8日 12時09分

N・フィールド<6077>:994円 カ -

ストップ高買い気配。ユニゾン・キャピタル系のファンドであるCHCP-HNがTOBを実施すると発表、TOB価格1200円にサヤ寄せを目指す動きとなっている。TOB価格は先週末終値から42.2%高の水準。同社ではTOBに賛同の意を表明している。TOB期間は8日から3月23日まで。完全子会社化を企図したTOBであり、TOB終了後に同社株は上場廃止となる。

メディシス<4350>:755円 カ -

ストップ高買い気配。先週末に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は27.7億円で前年同期比2.3倍と急拡大、上半期の同70.1%増から増益率は大幅に拡大している。つれて、通期予想は従来の25億円から34億円、前期比2.1倍にまで上方修正している。処方箋単価が想定を上回って推移のほか、医薬品ネットワーク部門において加盟店の医薬品取扱高が想定を上回っているもよう。業務効率化や生産性向上への取り組みも奏効したようだ。

PS三菱<1871>:688円(+51円)

大幅続伸。前週末に第3四半期決算を発表、累計営業利益は66.4億円で前年同期比72.0%増益となり、通期予想を従来の48億円から70億円、前期比43.4%増にまで上方修正している。手持ち工事の進捗が想定を上回っているほか、土木事業の大型工事の採算が想定以上に改善しているようだ。想定以上の収益回復としてポジティブに捉える動きが優勢になっている。また、期末配当金も従来計画の20円から26円に引き上げ。

ルネサス<6723>:1208円(-40円)

大幅反落。英半導体大手ダイアログ・セミコンダクターが同社への会社売却について協議していると発表している。同社の提示した買収額は約49億ユーロ(約6220億円)にのぼるとされている。ダイアログの先週末終値を約2割上回る水準となっている。ダイアログは米アップルなどを顧客に持っており、今後の業容拡大につながるとの見方も強いが、短期的には財務負担を警戒する動きが先行しているようだ。

ダイフク<6383>:11080円(-1190円)

大幅続落。先週末に第3四半期決算を発表、累計営業利益は301億円で前年同期比4.0%増となり、通期予想も従来の410億円から425億円、前期比4.9%増に上方修正している。ただ、10-12月期は104億円で同10.6%減と減益に転じており、上方修正した通期予想も小幅にとどまり、市場コンセンサスの440億円には届いていない。業績期待の高い銘柄でもあり、サプライズのない決算受けて出尽くし感が優勢になっている。

ユニネク<3566>:1643円(+227円)

急伸で昨年来高値を更新。21年12月期の営業利益予想を前期比31.7%増の4.24億円と発表している。新受発注システムの改修を迅速に行い、受発注の効率化とユーザーの利便性向上に努める。また、自社オリジナルカタログ発行数の増加、WEB広告の効率向上、SNS展開など積極的な広告施策で新規顧客獲得に取り組む。同時に発表した月次速報では、1月売上高は前年同月比3.4%増となった。

アサカ理研<5724>:1875円(+197円)

大幅反発。21年9月期第2四半期累計(20年10月-21年3月)の営業利益を従来予想の0.45億円から0.99億円(前年同期実績0.46億円)に、通期を同1.15億円から1.66億円(前期実績0.85億円)に、それぞれ上方修正している。取引先の生産回復時期が早まったことを受け、主力製品の貴金属や銅の価格が予想を上回った。新型コロナウイルス感染再拡大に備えて経費の見直しを実施したことも利益を押し上げる要因となっている。

マクドナルド<2702>:5240円(+60円)

大幅続伸。日本経済新聞が5日付けで「20年12月期は本業のもうけを示す営業利益が前の期に比べ1割増えて300億円強と過去最高になったようだ」と報じた。報道によると、客単価上昇の要因は持ち帰りと宅配で、感染予防のために自宅で食事をする人が増え、家族分など一度に多くの商品を購入することが増えているもよう。この観測報道が好感されて本日は買い優勢の展開に。なお、決算発表は9日の予定。

《ST》

提供:フィスコ

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